※デフォシムのBLです。苦手な方は閲覧をお控えください※
セルジオくん、再びウェアウルフへと姿を変えました。やばい、気を抜いてた。今日が満月だったんだ。
トラヴィス「わ、わー…どうしよ…」
どうしよと言いつつトラヴィスくん結構落ち着いてて笑いました。いつも通りの穏やかな優しい微笑みを浮かべています。
既にちょっと慣れてきてるのかな?もしかしたらウェアウルフになっても、トラヴィスくんにとってセルジオくんはセルジオくんだから怖くないのかもしれない。
あたふたしてたらあげたからダンスパーティーのお誘いが。
今!?それどころじゃないんだけど!?
でも家でセルジオくんとトラヴィスくん2人っきりでも危険なことには変わりないし、心細いのでエンシャント・ルインのパーティーピーポーたちを巻き込むことにしました。(大迷惑)
セルジオくん、早速あげたに心の痛みメモリーをつけていますね。近くにいるだけでマイナスメモリーつけまくり、友好度下がりまくり。これかなり厄介だぞ…
怒りに悶えるセルジオくんが、見てると辛くてしょうがない。叫びながら地団駄を踏んでいます。
どうしよう。怒りが収まるまで暴れさせておくしかないのか。それとも…
ちょっとあの遊び人を襲って遊んでみるか!?
マカロニめがけて走り出すセルジオくん。完全に獣です。
これがセルジオくんだって言っても、誰も信じないでしょう。
マカロニ「ひっ、ひえーーー!!ウェアウルフ!?俺はダンスパーティーにナンパしに来ただけなのに!!」
逃げ惑うマカロニ。なんか微妙に笑ってますがおちょくっているのでしょうか?
パーティー大好きとか言うてる場合じゃない
しかもセルジオくん、律儀に傘までさしています。傘をさす理性が残っているのか?それとも彼の本能の美意識が、「雨に濡れては美しい毛皮が台無し」と思っているのでしょうか?
マカロニがなかなかつかまらないので、暇そうに立っていたイヴィーに標的を変えました。
迫りくる野獣。
理性を失ったウェアウルフセルジオくんvs悪のキューピッドの戦いの始まり。
イヴィー「…やってやる。セルヴィス親衛隊の一員として、喜んで犠牲になってやる」
イヴィーよ、その漢気は買ってやる!!!
イヴィー「ギャー!!!!」
セルヴィス親衛隊として体を張ってくれたイヴィー。
しかし普通の人間の彼が、セルジオくんに勝てるはずもなく…
雑魚シム!!
めっためたに叩きのめしたようです。容赦ない。
ジェイド「ちょっと、何の騒ぎ?様子が変じゃない?」
パオロ「逃げろー!ウェアウルフがいるらしいぞ!」
セルジオくんは理性を失いながらも、ダンスするホワキンくんを見ようとしてましたが…
あえなく行動キャンセルされてしまいました。
ホワキン「うおっ失敗した!ってウェアウルフだ、逃げろーーー!!」
ウェアウルフがいると聞いて、散り散りになっていくシムたち。(手前でパオロくん呑気に腹筋してますが)
慣れ親しんだWindenburgにいるはずなのに、この寂しさはなんだろう。
ダンスパーティーが遠い世界の出来事に思える。友達のホワキンくんも、いつもはクラブで普通に会話するデフォシムたちもセルジオくんの姿を見て一目散に逃げていく。何これ、辛いんだけど。
あげた「トラヴィスさん、大変な時にパーティーになんかお誘いしてしまって本当にごめんなさい…」
トラヴィス「ううん。僕、来なきゃよかったね。ごめんね」
(※念のため言っておきますが悪いのはトラヴィスくんではなくプレイヤーです)
ジェイミー「あげた、言っとくけど。他人事じゃねえからな」
トラヴィス「え?」
あげた「あ…いえなんでもないんです。こっちの話で…。セルジオ君が落ち着くの、僕たちも一緒に待ちますよ」
セルジオくんが落ち着くのを待とうと思います。すっかりダンスパーティーどころではなくなった会場。
マカロニがまだ逃げ回っています。
マカロニ「やられる!!」
マカロニ「ってあれ?俺を狙ってたんじゃないの?」
セルジオくん、そのままどこかへ行ってしまいました…
トラヴィス「セルジオー!」
トラヴィス「どうしよう、どこ行っちゃったんだろう?」
イヤーーーーーーッ!!!!!!
プレイヤー、ここでガチパニックに。とらたん、しっかりして!!死んでないよね!?
幸い気絶しているだけでした。だけでした、ってトラヴィスくんは気を失うくらい怖かったんだから全然よくないんだけど。
よく見ると手がカタカタ震えていて本当にかわいそうでした。とらたん…(;_;)ウッ…
しばらくするとどこかから舞い戻ってきたセルジオくん。
トラヴィスくんは重い体を無理やり起こします。
トラヴィス「セルジオ、よかった…帰ってこなかったらどうしようって思ったよ」
エンシャント・ルインに響く遠吠え。
ルインで楽しいデートをした記憶が蘇ってきて、なんだか切なくなるプレイヤー。
前に一緒に来た時は、突然怒り出すことも何もかも忘れてしまうこともない普通のセルジオくんだった…トラヴィスくんの心の中もいろんな思いが渦巻いてるんじゃないでしょうか。どんな姿になっても好き、支えていくという思いとどうしてこうなったんだろうという思いと…
だめだ、この切なさちょっと癖になりそう。
他のオカルトってここまで人間性失うことないじゃないですか。ヴァンパイアにしろ魔法使いにしろ人魚にしろエイリアンにしろ、普通のシムと違うことは多くてもなんだかんだうまくやれる。でもウェアウルフはそうじゃない。野生の本能が全開になると好きなシムの顔すら思い出せないかもしれない…必死に自我を保って思い出そうとしてるセルジオくんと、どんな姿になってもそばにいようと決意しているトラヴィスくん。尊さが宇宙。セルヴィスちゃんはやっぱりフォーエバーだ。
セルヴィス〜werewolves〜に想いを馳せているとセルジオくんが元の姿に戻りました。
1度目の満月を乗り越え、いくつか教訓を得たようです。
これからウェアウルフとしてどうやって生きていくか、対策を考えなきゃ。