※BL表現、デフォシムのBLがあります。いろんなデフォシムとBLしてます。苦手な方は閲覧をお控えください※

 

 

僕の名前は「まえがみ  あげた」

親元を離れてWillow Creekに引っ越してきた。別に、何か変化を期待してここに来たわけじゃない。

もう立派な大人だから、自分の力でお金を稼いで生きていこうと決めただけだ。ただそれだけ。

 

 

だけどご近所さんが「慣れない土地では大変だろう」とフルーツケーキを持って歓迎に来てくれたその日

 

 

僕の人生は一変した。

 

 

 

 

あげた「へえ…トラヴィスさんって言うんですか…」(ねっとりした視線)

 

 

なんてキレイな人なんだ。

僕は緊張のあまり近所の若者について文句を言うことしかできなかった。トラヴィスさんも近所の若者なのに。

それでもトラヴィスさんは

 

 

こんな風に僕に優しくしてくれた。

 

 

白状しておこう。僕は男と見れば誰彼構わず口説いてしまう。

 

 

既婚者も

 

 

ヴァンパイアも

 

 

人魚も

 

 

シニアのパパラッチだって口説いたことがある。

(こういう軽い恋愛が好きなんだ、後腐れのないその場限りの関係が。傷つかないで済むからね)

 

 

でも僕は彼の顔を見ると

 

 

一言も言葉が出てこない。

 

 

自分が自分じゃなくなったみたいだ。気が動転して、僕は陰気な特質ゆえうっかり憂鬱な思いを共有してしまった。トラヴィスさんは僕のために泣いてくれた。

 

 

こんなことは今までなかった。

僕はとても幸せだった。同時に、これはとても危険なことだった。

 

 

僕は彼を好きすぎる。

 

 

今までとは違う。シムという生き物は、恋をするとみんな正気でなくなるのだ。

僕だって同じ。今までのように行くはずない。

 

 

本気の恋をすると遊びの恋はもうできなくなる。朝も夜も誰といても、とにかくトラヴィスさんのことが頭から離れない。でも、こんなに好きなのに誘惑のひとつもできない。嫌われるのが怖いからだ。

 

 

イケメンを口説くのには鋼のメンタルが必要だ。僕は長年の経験から、イケメンにちょっとくらい冷たくあしらわれたり暴言を吐かれるくらいでは傷ついたりしない。でも、トラヴィスさんに「あげたってちょっとうざいよね…」なんて言われたら、僕は悲しい+1億とかになって感情死するだろう。

 

 

僕は弱虫なので、トラヴィスさんとは「友達」でいることに決めた。

 

 

彼を忘れる。それが正気を取り戻す唯一の方法。僕は毎日違う誰かとデートした。

 

 

忘れるんだ…

 

 

 

彼を忘れて、遊びの恋に時間を費やす毎日に戻るんだ…

 

いや無理だろ

そんなわけで、僕は完全に正気じゃなくなってしまった。

毎朝目が覚めてから夜眠って夢の中までトラヴィスさん大好きカーニバルなのだ。

突然家を訪ねるとトラヴィスさんはびっくりしていたが家の中に入れてくれた。

 

 

もうメンタルが死んだ

女性2人と暮らしていることを知り早速悲しい+5000になった。

なんだよこいつら絶対トラヴィスさんのこと好きだろ……

 

 

家にいると女性2人とトラヴィスさんがルームシェアしているという事実に押しつぶされそうなのでカフェに誘ってみた。

 

 

あげた「あの、トラヴィスさ」

アフロがスーパー邪魔でまともに会話もできない。

 

 

なんで僕はトラヴィスさん相手になるとうまく話せないんだ?

 

 

アフロは口説けるのに…

 

 

その後も何度か一緒に外出したが

(あげたトラヴィスくんの胸見過ぎ)

 

 

ぎこちない沈黙が続いたり、嫌な顔をされたりして思うように仲良くなれない。

 

 

水着を見れたのはラッキーだったが…

結局、友好ゲージは中途半端なまま、誘惑なんてとてもじゃないけどできなかった。

 

 

次の日、デート相手の1人にロマンスフェスティバルに誘われた。

僕は死ぬほど勇気を出してトラヴィスさんも誘った。

 

 

あげた「あの…この間は…というか、いつもごめんなさい…」

トラヴィス「ごめんなさいって何が?」

 

 

あげた「僕といても楽しくないでしょ?うまく話せないので…」

トラヴィス「そんなことないよ」

 

 

トラヴィス「…でも、僕といるとあげたはいつも緊張してる感じがするから、あんまり誘ったりしない方がいいのかなって思ってた。僕のこと苦手なんじゃないかなって。だから今日誘ってくれて嬉しかったな」

あげた(苦手なんて、そんなわけない…!死ぬほど好きなんだ…!)「僕トラヴィスさんともっと仲良くしたいんです…口下手なだけで…!」

 

 

トラヴィス「そうだったんだ!じゃあこれからはもっと仲良くしようよ!」

 

 

ッヒョーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

 

 

こんな風に抱きしめてもらえるなら、何度傷ついても悲しくて感情死してもいい…

 

 

もっと勇気を出そう。ロマフェスから帰った僕はそう決意した。

トラヴィスさんに拒絶されることや、傷つくことを怖がってちゃダメだ。ちゃんとこの気持ちを伝えないと。

 

 

トラヴィスさんは早速フリマに誘ってくれた。

 

 

あげた「お待たせしました、トラヴィスさん…あれ?」

トラヴィス「あ、ごめんね連れてきたらダメだった?」

あげた「いえあの…いいんですけど、この人は…」

 

 

 

あげた(そう言えばこの2人、ロマフェスの時…)

 

 

 

 

 

そう、気づいた時にはいつだって遅いのだ。

 

 

ブルーハート

以上、セルヴィス非アクティブ状態で2人をくっつけることに成功したという超どうでもいいプレイ日記でした。

私の脳内設定通り、あげたは一度もトラヴィスくんに恋愛アクションを取っていません。途中私が手を滑らせて何度も誘惑しかけました。危なかった…トラヴィスくんを見るとつい恋愛コマンドに手が伸びてしまう…次こそはちゃんと彼氏になりたいです

 

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