約束の3日後の夜、清蘭はBFFの世帯を訪れました。

 

 

 

清蘭「トラヴィスさんは?」

リバティちゃん「仕事よ。遅くなってるみたいね」

 

 

清蘭「いつもこんなに遅いんですか?もう夜中の3時ですけども」

リバティちゃん「ううん。いつもならとっくに帰ってる時間だけど…変ね」

 

 

清蘭「なるほど…勘付いたな」

 

 

清蘭「トラヴィス、お前がそのつもりなら代わりにこの女をヴァンパイアにする!!」

 

 

 

清蘭はあの時、監禁生活を終わらせる代わりにトラヴィスくんをヴァンパイア化しようと目論んでいたのでした。(トラヴィスくんが勘付いたのかどうかは分かりませんがほんとにどんなに待っても帰ってこなくて…)

 

 

続いて清蘭が訪れたのはゴス邸。

 

 

ヴァンパイア化したらカッコ良さそうという理由でプレイヤーが目をつけていたカサンドラちゃんをヴァンパイアにします。

 

 

アレクサンダー「やめて!!おねえちゃん!!」

 

 

 

もっともっと力が欲しい…

 

 

強くならなければ、他人を傷つけてまでヴァンパイアでいる意味がない。

 

 

続いて訪れたのはランドグラーブ邸。

なんちゅうかっこしとるんじゃマルコム。

 

 

スパーリングで力をつけて…

 

 

あとは座学です。ヴァンパイア学って10でスキルカンストじゃないんですね。

 

 

そろそろ飽きた〜というところで…

 

 

清蘭はマスター・ヴァンパイアに!!

 

 

「ついにこの日が来た!!僕こそが世界最強のヴァンパイア!!」

 

「僕の力のもとにひれ伏せ!菊池、お座り!

 

 

パワーを使って座らせてみました。

清蘭「絵面が地味」

 

 

ついに願望マスター・ヴァンパイアを達成した清蘭。

願いが叶った瞬間は、きっと胸の内に喜びが溢れてくるだろうと思っていました。

しかし今自分の中に残ったのはなぜか虚しさ。

たくさんのシムのブラッドを吸い、他人を傷つけ、従わせた結果手に入れた誰にも負けないヴァンパイアパワー。

これは本当に清蘭が欲していたものだったのでしょうか?

 

 

 

 

 

清蘭「そんなわけでぇー!!モヤモヤして仕方ないんです!!僕は今きっとカレブさんやリリス さんよりも強いのに!!どんなシムも僕に逆らえないくらい強いのに!!どうしてこんなに虚しいの?」

 

 

カレブくん「清蘭くん、言っただろ?力だけが全てじゃない。これからどんなに強くなっても、君の心はきっと満たされない」

 

 

「普通のシムだろうと、ヴァンパイアシムだろうと、心を満たすのは、誰よりも強い存在でいることや他人を従わせる力を持っているという事実じゃない。たわいも無いお喋りをしたり、美味しいものを食べたりパーティーしたりして、誰かと一緒に過ごす時間なんだ」

 

 

「自分がヴァンパイアだってことを忘れるくらい、誰かと一緒にいて楽しいとか、嬉しいとか思ったことがあるだろう?」

 

 

「そんな風に思えるシムと出会って同じ時間を生きることこそが、どんなに強いヴァンパイアでいるより貴重で大切なことなんだ」

 

 

「君はこれから永遠を生きなければいけない…辛い別れもたくさん経験する。だから、ヴァンパイアとしての力とか地位とかそんなものより、愛するシムとの時間を大切にして欲しいんだ」

 

 

清蘭「……僕をヴァンパイアにしたことを後悔してる?」

 

 

カレブくん「誰かをヴァンパイアにしてしまったら、相手が誰であれ普通は後悔するものだ。今の君ならそれが分かるね。…だから君はもう間違わないよ」

 

 

清蘭「…ありがとう、カレブさん」

 

 

 

ゆめみる宝石同じ頃藤原家ではゆめみる宝石

 

 

高峯が自律でヴァンパイアの本を読んでいました。

 

 

菊池「高峯、ちょっと話が…」

 

 

「たとえばの話だけど、もし俺がヴァンパイアで、高峯の血を吸いたいって言ったら高峯はどうする?」

 

 

 

 

 

 

高峯「二度と変な冗談言わないでください。僕、蚊とかヒルとか、血を吸う生き物って苦手なんです」

 

 

菊池が撃沈していたのであった。

 

清蘭がマスターヴァンパイアの願望を達成し、いよいよヴァンパイアでいる必要がなくなった菊池。

どうしようかな…プレイヤーとしてはヴァンパイアの菊池かっこよくて好きなので願望を「善きヴァンパイア」とかにしてレベルを上げていこうかななんて考えていますが…。

 

とりあえず、ここで一旦マスター・ヴァンパイア編は終了です!

読んでくださった皆様、ありがとうございましたキラキラ