そして少年は死んだ | Masochistの気紛れ

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『茶星石』

私の家族となり、友人と成り得る可能性を秘めた蛇。


クラブで新入生の少年A(14歳)が手に紐を巻いてクラブに来た。

それで絵を描き始める

『紐、取った方が良くない?』

私が問う

彼は言う

『外れてくれへん』

蛇。蛇だ。

私は下等生物、つまり私以外の生物は大嫌いだ。しかし!一部のニンゲンと爬虫類だけは愛してやまない

彼の手に絡まっていたその蛇は細長く、近視の私には見えなかったが、近くで見ると舌をチロチロしている蛇だった。

ちと蒼と翠が混ざったような色で頭は茶色。

『100円で売ってくれ』

爬虫類アレルギー(?)のある私が冗談交じりで言うと

『あげる』

と彼は私にその蛇をくれた。

流石に直接触れるのはまずいので瓶詰めして家に持って帰ろうとする

しかしそこは美術部室!瓶といえばシンナー(艶出し)しかない。

空になっていても全てシンナーとビンにペンで書かれている

明らかに年代モノだが仕方なくそこに蛇君を収納する

すると

突然彼はとぐろを巻き、すっぽりおとなしくなってしまった

明らかに死に掛けてる

ホンノウが叫ぶ

すぐに出して蛇をくれた少年の手に一時避難。

『洗えば?』

ごもっとも。

すかさず瓶を洗う

『水ちょっと入れといたらえぇで』

ごもっとも。

ちょいと水を入れて・・・

蛇君、帰還

そしてまた死に掛ける

それは明らかにホルマリン漬けのようで

また出して別の容器を探す

紙ではたよりないし(私の命に関わるし)瓶はシンナーだらけ

結局行き着いたのは部室の奥底に眠る歴代の先輩方のお作りになった土瓶。

埴輪をかたどった物など色々

普通の壺に蛇君を収納し・・・一件落着


そして一時間後、部室も閉め、いつもどおり部室の前で溜っていると・・・

『おい!お前らちょっと待てやコラ!!!』

女子とは思えないドギツイ声が響く

我々の中で恐れられている通称『過激派』バレー部集団だ。

奴らは我々を追いまわし、ねちねちと嫌がらせを行う最低の人種だ。

奴らが来たからには逃げるしかない!

すぐに逃げる。その時は全く壺に入った蛇君のことなど忘れて・・・

そのまますぐさま帰路に着く。5時半をすぎると先生が見回りを行うからだ

・・・

・・・

そして自宅に近づいた頃・・・

『蛇は?』

『茶星石!!!』

彼の頭が茶色だったのでローゼンの『翠星石』『蒼星石』の真似でつけた

時既に遅し。私は帰ったらすぐに塾だ

しかも学校はあまりにも遠い

2秒で諦める



さらば茶星石よ(すんなり)


とりあえず言っときますが完璧実話っすよ