「うぅん」
チチチ、と窓の外から小鳥のさえずりが聞こえてくる。
昨夜はカーテンを閉め忘れたのか、朝の陽光が差し込み、体は久々に覚醒していた。
普段アラームに追われている僕にとって、最高の目覚めといえる。
その上、いつもはリビングにいる愛犬が、なぜか僕の部屋に居て、目覚めを見守ってくれていた。(かわいいな、コイツ)
今日は何か特別なことが起きる、そんな気がしてならなかった。
勢いよくベッドから飛び出し、顔を洗うために[ぐにゃ]部屋を出ようとする。
「ぅん??」
何だか、[ぐにゃ]とかいうヘンな音が。
恐る恐る足元を見てみる。
「最悪だぁぁぁぁ」
う○こがへばりついていた。
奴(犬)は用を足すために部屋に進入してきやがったんだ。
僕の(かわいいな、コイツ)を返せ!!
しかも、コイツは性格上用を足すのは何か物の上なのだ。
慎重に辺りを見渡す。
「良かった。もう被害はな[ぐにゃ]…くそぉ!!」
やられた右足をかばいながらいたせいか、注意力がおざなりになり、左足すら死んだ。洗濯物と共に。

ハイハイの状態で、顔ではなく足を洗うために風呂場に向かう。洗濯物と共に。
やっとの思いでたどり着き、まずは足を洗う。そして、物がへばりついた洗濯物も。
「ふぅ、終わった」
一段落し、もう一度水洗いをして終わり。
レバーをひねって水を出そうとする。
「опёЫ-∞£」
ひねるレバーを間違えて、シャワーが発動!!
冷水を全身に浴びた。
ヤバい、死ぬ!!
「あぁ!」
更には、ケータイが貯めていた水の中にダイブ!!
こうして代理のケータイに……

それはもう最高の朝だった。