天王寺
「なあ、今って何月やった?」
京橋
「ボケるのはまだ早いですよ、天王寺さん」
八千草
「そういえばもうすぐ還暦でしたっけ、豊さん」
浅野
「天王寺さんならボケても仕方がない」
花井
「万年頭の中に花咲かせてるからだぞ。少しは俺を見習って頭を働かせてみろ」
天王寺
「お前ら一体全体なんなんやっ!!ちょっと何月やったか聞いただけやないか!!その子供じみたイジメみたいんはなんやねんなっ!!ええ加減にせぇっ!!」
桐沢
「お前ら、仲いいなぁ~」
天王寺
「……ボソッ…一番頭に花咲いとんの、絶対ボスやと思う……」
京橋
「……まぁ、否定はしませんけどね。彼の番外編のあの甘さと言ったら、こちらが恥ずかしくなるほどですからね」
天王寺
「ほう…。お前にも恥ずかしいゆう感情があったんやな。初耳やわ」
野村
「なになに?洋クンの態度が非常に恥ずかしいって話なら、俺も賛同するよ~」
桐沢
「おいちょっと待て野村。俺の何が恥ずかしいっていうんだ?恥ずかしいならお前の方がよっぽどだろうが。ていうか、どっからまた湧いてきたんだ。とっとと仕事に戻れ!!」
野村
「野暮なこと訊くよね洋クンてば。俺がここに来たってことは、結花ちゃんに会いに来たに決まってるでしょ?」
浅野
「………誰?」
花井
「そんな奴、この世に存在したか?いや…ひどく昔にいたような気もしないでもないが……」
京橋
「完全に架空の人物じゃないでしょうか。私の記憶の奥底を覗いてみても、一向に思い浮かびませんから」
八千草
「ちょ…。それ、結花ちゃんが聞いたら絶対泣きますよ」
天王寺
「あいつが全然帰ってきぃへんのが悪いんちゃうか。どーせまた、どっかの男んとこにでも入り浸ってんやろ。野村さんのことかて、もう過去の…」
野村
「ちょーーっと待った。天王寺、悪いけどそれはないと思うよ?俺はあの不動の永倉くんを抜かした男だよ?そう易々と他の男に持ってかれるほど…」
桐沢
「まぁでも……結花だからなぁ~…」
八千草
「そうですよねぇ~、結花ちゃんですもんねぇ~…」
京橋
「ええ、結花さんですから♪」
浅野
「………一途とは真逆にいるから、結花」
花井
「あいつ、どんだけ信用ないんだか……」
RRRRR… RRRRR…
天王寺
「おっ!?なんやなんや。暇か思うとったら早速事件か?」
桐沢
「はい特命二課……―――――。………――――は?届け物?窓を開けろ?どういうことだ?」
天王寺
「…なんや?なんの電話や?」
野村
「ん~…?要するに、窓を開ければいーんじゃないの?」
八千草
「えっ!?ちょ、の、野村さん!!そんな簡単に開けたら……っ」
桐沢
「な…!!おい野村!!やめ―――っ!!」
ガラッ
野村
「開けちゃった♪」
浅野
「…全然笑えない。みんな伏せて」
天王寺
「うおぉぉ!!死んでたまるかぁぁーー!!」
ヒュゥ~~~~~………ストンッ…!
野村
「はい、ナイスキャッチ♪」
ちび結花
「~~~~~~~っ!!!!ご、ご、ごわ゛がっ゛だよ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛~~~~~~~(/TДT)/!!!!!!」
野村
「あーよしよし。ほらほら泣かないの。可愛い顔が台無しだよ~」
ちび結花
「の゛の゛の゛の゛む゛ら゛ざぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。!!!」
桐沢
「……ん?」
八千草
「……え?」
天王寺
「……ば、爆弾は?」
花井
「……まぁ、そんなことだろうとは思ったけどな」
京橋
「相変わらず、派手な登場ですね。窓から入って来るとは。しかもここ、7階ですよ」
浅野
「……ある意味自爆テロ」
ちび結花
「テロじゃないっ!!しかもじばくもしてないっ!!もうしんじられないっ!!あたしを7かいまでなげとばすとかっ!!マジデカのバカッ!!」
浅野
「…“マジデカ”って…」
桐沢
「もしかして、上野公園署刑事課の……?」
京橋
「確か…、名前に使われている“真”と“剣”を合わせ、それに刑事というのを合わせて“マジデカ”というあだ名にされたという、あの……」
真城
「“マジデカ”なんて呼び名はユンしか使わねーよ。つーか叫びすぎだろ結花。もう少し大人しくしてろ」
天王寺
「出たな!!“真城剣太郎”通称“マジデカ”」
真城
「……ここはバカしかいないのか?さっきの説明で理解できなかったのかよ」
天王寺
「バッ……、な、なんやねんコイツっ!!くっそ腹立つわぁぁぁぁ~~~!!!誰か塩!!塩まけやっ!!」
梶原
「いやいやいや、うちの真城がほんっとにすんませんっ!!おい真城!!お前はもっと口を慎め!!藤!!お前もちょいとこのバカなんか言ってやってくれ!!」
藤咲
「へぇ~、ここがあの有名な特命二課ですか。なるほど。特に……うちと大して変わりありませんけどね」
八千草
「あれ?今この人も何気に今失礼なこと言った気が…」
藤咲
「気のせいじゃないですか?あ、よろしかったらチョコでも食べませんか?」
八千草
「わ、美味しそう!!それじゃ遠慮なく♪」
真城
「………元さん。藤咲が若干裏出してますよ」
梶原
「コラッ!!藤っ!!お前さんまでっ!!」
京橋
「どうやらまた、新たな方たちが増えたようですね。さすがです結花さん。彼女の愛はとても広くてとても浅いですね」
ちび結花
「コラッかつゆきっ!!あたしのあいはふかいんだよっ!!ただいいおとこがおおすぎるだけなんだよっ!!」
浅野
「……結花のストライクゾーンがブラックホール並みに広すぎるんだと思う」
ちび結花
「ちょ…!!ブラックホールって!!」
真城
「まぁ確かに、浅野の言ってることは正しいよな。ここまで来るのにどれだけ寄り道させられたか…。そりゃ7階までブン投げたくなるくらいにな」
天王寺
「寄り道って、一体どこに……」
マックス
「天使ちゃんは無事だったかい?全くヒドイことするよね~。天使ちゃんはもっと丁寧に扱わないと」
花井
「!?………シャルル王国のマクシミリアン・ルヴァンソワ王子…!!」
天王寺
「は!?なんやと!?ま、まくし……なんやって?で、誰やねん、あのおっさん」
花井
「アホ!!おっさん言うな!!あの方はああ見えても一国の王子だ!!」
マックス
「ああ見えてって…。おじさんちょっと傷付いちゃうよ~」
京橋
「結花さん…いくらブラックホールとはいえ、これはまた手広すぎませんか?」
貴志
「…あー…ダルい。つーかここどこだよ?」
浅野
「……また一人おっさんが増えた」
貴志
「あぁ?誰がおっさんだ誰が!」
桐沢
「…おいちょっと待て。もしかして…貴志さんじゃないか?」
野村
「え…?あのキャリア組から二課に降格した……?」
貴志
「………」
ちび結花
「うわっ!!マモちゃんゆうめいじん!!」
貴志
「るせー。ガキは黙ってろ」
ちび結花
「ガキじゃないもん!!いまはわけありでちびだけど、なかみはりっぱなおとなだもん!!」
京橋
「大人と言うか…もう立派なおば……」
ちび結花
「だまれかつゆき!!」
冴島
「ったく…なんだってまたこんなとこに連れてこられなきゃならねーんだ?警察みたいなお堅い連中は好きじゃねえんだよ」
野村
「えー。それ由紀ちゃんがいうの?自分だって教師やってるのに」
冴島
「勝手に由紀ちゃんなんて呼んでんじゃねーよ!気色悪い」
ちび結花
「ゆきちゃんはむかし、たくさんけいさつとおいかけっこしたから、あんまりけいさつすきじゃないんだよ」
野村
「へぇ~。ケイドロ好きだったんだ~」
冴島
「誰がだ!!」
花井
「おい結花。お前がしてきた寄り道って、これで全部か?」
ちび結花
「ん~とね。あともういっこ………」
リュウガ
「ハハハハハッ!!下船してもなおオレのことが忘れられないなんて、結花もなかなか健気じゃないか!!今晩は思い切り可愛がって…」
野村
「淫行で逮捕」
リュウガ
「ちょっと待て!!そんな歳じゃねえだろコイツは!!」
ちび結花
「どっからどうみてもこどもです」
リュウガ
「じゃあ早く戻れ!!」
ちび結花
「いやじゃ」
花井
「………これ全部引き連れて来たのか?そりゃ、ここまでブン投げたくもなるのもわかるな」
真城
「だろ?刹那も途中まで一緒だったが、我慢しきれなくて途中で帰ってったしな。まぁ、引率してきたのはオレじゃねえけど」
花井
「…じゃあ誰だ?」
氷室
「………………」
藤咲
「元さーん。管理官からただならぬ冷気がだだ漏れでーす♪」
桐沢
「あ、あれは…!絶対零度のアイスマン、氷室伊右衛門管理官じゃ…!」
天王寺
「なんちゅう名前やっ!!侍かっ!!」
野村
「あ、氷室クンじゃないの。この連中連れてくるの大変だったんじゃない?コーヒーでも飲む?」
氷室
「……お疲れ様です。野村副参事」
真城
「………マジかよ。あの人が副参事?どう見てもただのチャラ男…」
花井
「確かにそうなんだけどな。でも、あの人がいなかったら警察はただの腐った組織そのものだぞ。まぁ、そっちでいう京国やら南條みたいなのがうろついてるようなな」
真城
「あー…なるほど。こっちでいうと、氷室や鷹乃と同じ様な立ち位置にいるわけか。あれ、そういや鷹乃は……」
鷹乃
「ちょっとちょっと~!!もう氷室さん歩くの早過ぎでしょ!!オレ迷子になる所だったんだからねっ!!」
八千草
「あ。あっちにもチャラ男発見」
京橋
「私と同じ位置にいる方はどこにいらっしゃるんでしょうかね?」
浅野
「……変態は一人で十分」
八千草
「あ、変態と言えば一人いるじゃないですか!」
京橋
「瑛希さん。私をあの救いようのないお馬鹿な海賊もどきと一緒にしないでくださいね」
リュウガ
「もどきじゃねえぞ!!完全に本物の海賊王だぞ俺はっ!!」
鷹乃
「あれ~?結花ちゃんってば、誰に抱っこされ………、って、野村副参事官!?」
野村
「やっほ~鷹乃クン。元気そうで何よりだね」
花井
「……あの人、本当にお偉いさんなんだな」
天王寺
「……なんや、あれ見ても全く実感湧かへんな」
冴島
「つーか、おい結花。お前こんだけここに詰め込んで、一体何がしたいんだよ。どうせ収拾つかねえんだろ?メンドーだから帰るぞ、俺は」
貴志
「ならオレも」
マックス
「そんなこと言わないでさ。せっかくいいワイン持ってきたから、みんなでどう?」
冴島
「…酒か」
貴志
「…まあ、悪くねえな」
リュウガ
「なんだなんだ!?酒があんのか!?いいじゃねえか。ちょうど桜が咲き始めた頃だしな!!」
ちび結花
「みんなではなみ!!いーじゃんいーじゃん!!いこいこ!!」
野村
「ん~、このメンバーで花見って、なんかすごいよね~」
桐沢
「そのすごい中にちゃんとお前も入ってんだぞ?」
野村
「え?俺も入ってるの?」
花井
「入ってるも何も、野村さん筆頭に結花の好きな男が勢ぞろいしてんじゃないですか」
八千草
「並べてみるとすごいですよね~。みんなヒゲで…」
浅野
「……おっさん」←
冴島・貴志
「「こいつらと一緒にすんじゃねー」」
八千草
「ワオ!!ほんとウリ二つ!!」
ちび結花
「でもあたしまだ、マモちゃんこうりゃくしてないから、じっさいゆきちゃんとにてるかどうかわからないんだよね。たぶんちがうんだとはおもうんだけど、でもやっぱみためにちゃってるからおんなじかんじにみちゃうんだよね~」
マックス
「ねぇねぇ結花ちゃん、オレもさ、確かにヒゲは生えてるけど、タイプ的に全然違わない?」
ちび結花
「マックスもまだこうりゃくしてないからあれなんだけど、でも、ひとをよせつけないかんじとか、だれにもほんきにならないかんじとか、チャラいのえんじてるっぽいところは、じゃっかんのむらさんよりだよね?」
マックス
「………」
野村
「………」
リュウガ
「じゃあ俺は……」
浅野
「問題外」
リュウガ
「なんだとっ!?」
真城
「ったく…騒々しいにも程がある。結花、こっちこい。行くぞ」
ちび結花
「え?いくってどこに……」
野村
「ちょっとちょっと真城クン、人のものどこに連れてく気?」
氷室
「真城捜査官。勧告する。ここから逃げる事はこの私が……」
真城
「お前の命令は聞かねーっつっただろ?よっ…と…」
ちび結花
「え…え……っ、ちょ、ちょっとまってまって!!ここ7かい……っ」
真城
「オレに不可能はねえんだよ。行くぞ!」
ちび結花
「いぃぃぃ~やぁぁぁぁ~(/TДT)/!!!!!!!」
野村
「……あ~あ。真城クンにさらわれちゃった」
天王寺
「成仏してくれ、結花(。-人-。)」
八千草
「で、結局結花ちゃん、なんでこの人達を連れてきたんだろう」
京橋
「大方、最近のお気に入りをただ単に出してみたかったという彼女の自己満足でしょう」
桐沢
「似た者同士が集まるとどうなるかって思ったんじゃねぇか?」
鷹乃
「ねぇねぇ、似た者同士っていうけどさ。結花ちゃん、うちの中では真城さんのことが一番好きなんだよね?あのおっさんたちとはまた違うタイプじゃない?」
野村
「ああ、結花ちゃんは俺様ツンデレタイプも何気に好きだからね~。うちの中では俺の次にこの花井のことが………って、あれ?花井は?」
真城
「たく。収拾つかなくなるくらいなら最初から出すな」
結花
「いや~、なんか楽しそうかなと思って」←7階から飛び降りた瞬間戻った人。
花井
「全く。毎回毎回やること雑だし周りの迷惑も考えろ」
結花
「うお!?いつの間にっ!?」
真城
「……追いついてきたのか」
花井
「あの中にいると騒々し過ぎて頭痛がしてくる。お前だけ逃がしてたまるか」
真城
「…まぁ、同感だ」
結花
「……………この二人だと……どっちがネコでどっちがタ…」
ゴンッ!!×2
結花
「~~~~~~~っっっっっ!!!た、たんこぶが………(_ _。)」←
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あいさっさ~☆
めっちゃひっさびさの雑談で、相変わらずのグタグタぶりでほんとすんませんっ!!
確か刹那さんに無茶ぶられたのが去年の9月が10月くらいだったよね?
特捜と弾丸のコラボおもしろいんじゃないってね☆
やっと書けました。つか、余計なのもいっぱいいたけども。
つか、次の雑談から誰を出せばいいのかっつー話だよね(笑)
まぁまたそのうちおいおい、いろいろメンバー取り替えひっかえしながら、ドタバタやってきたいと思いまっす☆
最後までお付き合い、ありがとうございましたっ☆