2013年3月31日『-IN THE PANTS 2012限定イベント-IN THE PANTS STATION IN NAGOYA』@音邸に参加しました。




“IN THE PANTS”は土屋礼央さんがソロで立ち上げた音楽プロジェクトTTREのファンクラブ。今回は、そのイベントでした。


『今回のコンセプトは土屋礼央楽曲祭り。』事前に頂いたお知らせには、イベントの内容についてそんな説明がありました。


…本当にお祭りでした。大好きな音楽がいっぱいに詰まったあったかいお祭りでした。


開場とともに渡されたアンケートは、時間があればある程書き続けたくなるので、早めの回収でお渡ししちゃいました。「好きな曲を書くスペースが狭いよねー」とかみんなで言い合いながら、並ぶ曲リストを見ては、“より好き”を数曲に絞るのが本当に大変でした。


いよいよ本編。会場に流れていた礼央さんの音源から生の礼央さんの歌声にバトンタッチしてスタート。びっくりする程自然に始まりました。ステージにはギターと鍵盤と礼央さん一人。


礼央さんの音楽の創り方、礼央さんの楽曲が生まれた時のお話、礼央さんの好きなコード進行、みんなが聞いてみたかったこと、創り手の礼央さんだけが知っているその曲が持ってる秘密などなど。会場にいる参加した人達みんなからのアンケートを元に、細かいところまで本当にたくさん丁寧に話してくれました。


ギターと鍵盤で一つ一つ解説しながら、アンケートに書かれた“好きな曲”を、やさしく歌ってくれました。当日の、しかも始まる直前に回収されたアンケートの、その総てに応えようとしてくれているのが、真っ直ぐに伝わってきました。


セットリストをかっちり決めて、一つのステージを作り上げるLIVEではなかったけれど、あの日の言葉や音楽や想いは、飾ることも装うこともなくあの日生まれたもので、LIVEの意味を考えたらこれ以上にないくらいに生きた時間だったと想います。


みんなの聴きたいと想う気持ちと、礼央さんの聴いて欲しいと想う気持ちがぴったり重なった、本当にあったかくてやさしい幸せな時間でした。聴いてる私達も最高に楽しかったですし、ギターや鍵盤で歌う礼央さんもとても楽しそうでした。それがまたすごい嬉しかったです。


あれから数日経ちますが、不思議なことにどんどん実感が増してきて、ぷわぷわぷわんとしています。今回は、特に“曲”についてのお話をたくさんしてくれたのですが、どうしても“言葉”を聴いて惹かれてしまう私にはどれも新鮮で、曲を意識して聴いてみるとまた違う表情が見えたりして愉しいです。


“ズボンドズボン”“RAG FAIR”“TTRE”と今までいろんなスタイルで聴いてきましたが、今回、土屋礼央というスタイルでたった一人で届けてくれた音楽たちは、今までとはまた全然違って響きました。着飾ったりお化粧したりしないそのまんま。ぴかぴかの素顔みたいな。


それがとっても素敵で、改めて、あぁ、やっぱり礼央さんの音楽が好きだなぁ、って。


礼央さんが歌ってる礼央さんの音楽が好きだなぁ、って。


そして、みんなそうなんだなぁ、って。


きっと礼央さん自身も、自分から生まれた音楽をとっても大切に想っていて、大好きなんだろうなぁ、って。


自分が楽しい音楽を信じて、みんなを楽しませようと創ってくれるから、そのライブは本当に楽しくて。その、楽しくて嬉しい気持ちをみんなでふわりと共有できるから、ライブ会場丸ごと仲間みたいな一体感が自然に湧いて。そして、それが、礼央さん自身に返り、みんな一緒にさらに楽しい気持ちを強くするのだと感じられました。


すごいループだね。


自分が書ききれなかった曲もみんなが書いてくれて。全部、聴きたかったし、聴けて嬉しかったです。みんなで選んだベスト。いつかいつか土屋礼央スタイルで音源になったらいいなぁ…なんて夢見つつ。


あったかくって、やさしくて、素敵な時間をありがとうございました。