『カールじいさんの空飛ぶ家』(2010年)を観ました。


封切り前から気になっていたのに、なぜか上手くタイミングが合わず通り過ぎてしまいました。偶然見つけたお知らせ。小さな映画館で最終日の最終回になんとか間に合って観て参りました。


……かなりアクティブでしたよ、カールじいさん。


公表されてるあらすじと絵の感じから勝手にほのぼのじわりとするお話だと思っていたのですが、いやいや、激しい冒険活劇でした。


エリーさんと出会い重ねたやさしい時間。


エリーさんが遠くに旅立ってしまった後の虚無感と、止まってしまった気持ちに機械的に踏み込んでくる世間。どんどん意固地になっていくおかしな歯車。


無謀で夢いっぱいの大きな旅へ出る決断。新しい仲間との出会い。ぶつかったり力を合わせたり大騒ぎの大冒険。


そんな中、改めて気付くエリーさんの思い。


少しずつ強くやさしくなっていくカールじいさんの気持ちがとても丁寧に細かく描かれていました。


エリーさんのための旅は自分のための旅になり、出会ったみんなの旅になり最終的にはカールじいさんとエリーさんための旅になったのだと思います。物は消えてしまっても思いはきっと消えることないですもんね。


少年ラッセル君もね…おめでとうございます。


それにしても…3Dではなくても、迫力は充分。かなり心臓バクバクでした。


ありがとうございます。