太陽光発電の不安定さ | Pleasant Designのブログ

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今日、届いたメルマガで面白い話がありました。

太陽光発電は、震災後、脱原発の旗印として、
大きく取り上げられましたが、
すぐに晴天時しか発電を期待できない、不安定な発電システムだと
言われ、最近ではニュースでも見かけなくなりました。

今、原発の再稼動について論議されてますが、
電力会社の発電量のピークは猛暑日の14時~17時くらいです。
この時間帯で、電力不足されないように、
電力会社が計算をして、発電所を建設、稼働させています。

みなさん、お分かりいただけるでしょうか?
猛暑日の14時~17時、言い換えると、もの凄い晴れている午後になります。

つまり、太陽光発電がもっとも発電能力を発揮する時期になります。
どこが不安定なんですかね、じめっと暑い夏がある日本には最適な発電といえます。

日本の太陽光発電の買取制度は、余った電気を電力会社が買います。
よって、昼間家で使う電気を減らさないと、買ってくれる量が減ることになります。
そこでシステムを有効活用しようと思えば、
日中の暑い時間帯は極力電気を使わず、夜にたくさん電気を使う必要があります。

ドイツの買取制度は全量買取として有名ですが、
実はもう一つ工夫があり、電力消費量の多い昼間に太陽光発電の電気をたくさん
使うと、ボーナスが出て、全量買取より多く収入を得ることができます。
つまり、ドイツ政府は電力消費ピークである昼間に発電所の負荷を
家庭の太陽光発電で減らすように考え、システムを構築してます。
すばらしいシステム(こころから)だと思います。

ちょといい回しが難しくなったのですが、
ドイツでは福島事故を受け、脱原発を明確にし、どうすればそれが可能か考え実践し、
家庭の太陽光発電にて、ピーク時の発電所の負担を減らす取り組みになっています。

一方、日本の太陽光発電の買取制度は、あくまでも金銭的なメリットのみを
設置者に享受し、深夜電力割引を作れる原発ありきのシステムとも言えます。

どうすれば、変えれるんですかね。
デモに参加する人もいますが、
私は国民投票を心より、願います。