会社、展示場の見るポイント | Pleasant Designのブログ

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広島を中心として、周辺環境の自然を利用し、
科学的に分析して、快適な住まいをご提案します。
ファイナンシャルプランナーとして、
イニシャルコストだけではなく、ランニングコストも
トータルで本当は何が大切なのかをご提案します。

さてさて、前回まで見に行く会社の選び方をお伝えしたので、
だいたい、我が家はハウスメーカーかな、それとも工務店、いやいや設計事務所と
大まかにイメージは湧いていただいたでしょうか?

次は行動になります。
HPや雑誌などでお目当ての会社を絞り、展示場や会社を訪ねるのもいいですし、
ハウスメーカーであれば、総合展示場(広島ではアスタ、吉島など)に出展しています。
Ikehouseもそうですが、こころはハウスメーカーや展示場、ビルダーなども出展しています。

会社や展示場に行って、皆さんはまずどこに注目されるでしょうか?

見るポイントは大きく分けて、下のような感じになります。

デザイン・素材・営業マン・性能

まず、デザインですが、とっても重要です。
一生を過ごす家ですから、自分の気に入ったデザインの家に住みたいというのは重要です。

素材、これもデザインと関わりの深い所でもありますが、
デザインが良くても、素材としての使い勝手やまたはデメリットも把握することが重要です。
これも前回お話しした商品的品質に関わってきます。
私たちは自然素材をお勧めしていますが、自然素材は無垢の木ですから、
夏冬でのびたり縮んだりしますし、汚れた場合はすぐに拭き取る必要があります。
これに比べ、新建材と言われるベニヤの上に単板といわれる2mmほどの無垢を張った物は
伸びたり縮んだりしませんし、表面に固い塗装をかけているので、こぼしてもすぐに拭き取る
必要はありません。ではなぜ、工務店はこの複合フローングを使わないのでしょうか?
それは自然素材の展示場に、スリッパを履かずに見学してくだされば分かります。
複合フローリングと無垢の床では暖かみが違います。
また、確かに普段のお手入れは少し大変ですが、無垢のフローリングはもし傷がついても
すべて本物の木なので、下から出てくるのはベニヤではなく、無垢の木です。
長く使い続けることができるのは、無垢のフローリングです。
田舎の縁側や、私と同じ年代であれば、小学校の教室の床を油引きしたことがないでしょうか?
傷はあっても40年も50年も歴史を刻む事ができます。

だいぶ、脱線してしまいましたが、
次の営業マンですが、実は家づくりの決めてのアンケートで、
営業マンはいつも上位にいます。
一生住む家を建てるのに、担当営業マンは重要なポイントになります。
先に私が書いた複合フローリングと無垢の床と同じように、
家を作る要素にはすべて、メリットとデメリットがあります。
それらをちゃんと説明してくれる営業マンでないと、問題です。
良い営業マンと悪い営業マンを見分けるポイントは
いい事しか言わない営業マンは気をつけた方がいいです。

そして、性能。
多くの人はそこはわからないよといいそうですが、
とっても重要です。どんなにかっこいい家でも暑くて、寒い家は
これからの時代、OUTです!
賃貸のマンションや、アパートにお住まいの方はなかなかイメージが
湧きにくいと思いますが、アパートから一軒家になると単純に家の大きさが
倍になります。そうするともちろん冷暖房費も倍になるか、
もしくは部屋によって、大きく温度が変わる家になります。
どんなに安く家を建てても、毎月の光熱費が高ければ
家にかける一生のコストはどんどん増え続けます。
これからの時代はエネルギーのかからない家を作る必要があります。
皆さん、今月の電気代は怖くないでしょうか?

でも、性能なんて何を聞けばいいか分からない。と思います。
そこで今日は、2つだけ言葉を覚えてください。

ひとつはQ値 断熱性能を表す言葉です。
もう一つはC値 気密性能を表す言葉です。
詳しくは別の機会にお伝えしますが、
広島市内で家を建てるなら、Q値は2.7以下
C値は2.0以下をお勧めします。
共に小さい方が性能が良いのですが、
展示場の営業マンに「この家のQ値とC値を教えて」と
聞いてください。これに答えられない会社はどんなにデザインが良くても論外です。
ぜひ、お試しください。