MRIと細胞診の後は、手術の1ヶ月前までに胸部X線、尿検査、血液検査といった術前検査を受け、その後の受診の際に手術の方法、合併症等についての説明がありました。
私の腫瘍は比較的大きく、深葉(顔面神経より奥)にあるものだろうとのことや、顔面神経をいかに傷つけないで腫瘍を摘出するかが重要だが、そのためには乳様突起をドリルで削って顔面神経にゆとりをもたせてから腫瘍を摘出するかもしれないことや、万一顔面神経を切る必要がある場合には、大耳介神経(耳たぶの神経)を形成外科の医師に移植してもらう可能性もあることを説明されました。また、細胞診の結果だけでは確定診断ではないので、病理の結果も重要になってくるとのことでした。(耳下腺腫瘍の中には、良性から悪性まで様々な種類のものがあり、良性寄りの悪性腫瘍、悪性寄りの良性腫瘍もあるとのこと。)
職場にいる数人の耳鼻科医に画像を見てもらうと、皆、口をそろえて「これは大変だ・・・」と言うので、難度が高い手術になり、もしかしたら顔面神経麻痺が出てしまうだろうことも覚悟していました。
神経を移植した場合には、顔面の動きがスムーズになるのに半年ほどかかるとのこと。病理の結果で悪性ということであれば、放射線の必要も出てくるだろう・・・と終始不安はありました。
仕事ではいつも、上司の音声専門の耳鼻科医に同席しているのですが、声帯ポリープや声帯結節といった一般的な声帯の手術に比べ、耳下腺腫瘍の手術は侵襲は高いため、上司も本調子に戻るまでは1ヶ月~数ヶ月かかるのでは?というような感じでした。