この夏の想い出 | ~ゆるり~Precious Life with Venus

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カメラ片手に歩く愉しみを覚えてから、
いつもどこかで写真を撮っています
愛しきもの、美しきもの、心和ませてくれるものを探し求めて

 

 

9月に入りました。

 

今朝は窓を開けると涼しい風が入ってきて、

一気に秋の気配。

 

 

といっても、

今年の夏は夏らしい日が少なかったので、

早くも夏の終わりを感じて、

なんだか物足りないです。

 

 

この夏の想い出も少ないです。

 

 

少ない想い出の中から

一つ。

 

 

 

 

7月のとても暑かった日、

父が母をドライブに連れ出すと言うので、

母も私がいた方が良いらしく、

一緒に行きました。

 

 

 

 

 

 

うちから車で1時間ほどのところ。

 

京都府亀岡市です。

 

 

 

 

 

 

ここに明智光秀ゆかりのお寺、

谷性寺(こくしょうじ)があります。

 

 

 

 

 

 

 

あまり知られていないお寺で、

私も今回初めて知りました。

 

 

 

 

 

 

明智家の桔梗の御紋。

 

 

 

 

 

明智光秀の首塚。

 

 

 

最近、明智光秀にまつわる本を読むことが多く、

その人柄に惹かれます。

 

 

 

 

 

 

灯篭にやかん?

と思いましたが、

この灯篭は、砥石職人の田中浅一氏が寄進したもので、

茶道具が彫られているのですね。

 

明智光秀が茶人だったからかな?

 

 

 

 

 

ここは「ききょうの里」と呼ばれていて、

桔梗の花がたくさん咲いていました。

 

 

 

 

 

 

桔梗の花の花弁は5枚が多くて

星型に見えるけど、

 

 

 

 

 

これは4枚でした。

 

 

 

 

 

 

ぷっくり紙風船みたいな蕾。

 

 

 

 

 

 

なんだかとても遠くに来た気分。

 

 

 

 

 

プチ旅行の気分です。

 

 

 

 

 

アブラゼミが止まっていました。

 

 

母が座ってずっとこの蝉を見ていて、

「ライオンの顔のように見える」と言うのです。

 

 

確かに背中の白い部分が

ライオンの顔みたい。

 

 

 

 

 

影を探してゆっくり歩く母。

 

 

暑い中、

親が熱中症にならないか心配でしたが、

 

帰ってきて酷い頭痛に襲われたのは

私だけでした。

 

 

 

 

 

 

父もいろんな被写体を探して、

カメラを構えていました。

 

 

 

 

でもやっぱり年には勝てないようで、

この日以来ほぼ出かけることもなく、

寝ていることが多かった両親です。

 

 

 

母はすっかり歩く気力もなくなり、

筋力が衰えました。

 

 

 

 

今は心臓のカテーテル検査のために

入院しています。

 

入院したあとも、

なぜ入院しているのかわからなくなり、

何度も電話をかけてくる母。

 

 

「12月と2月に心臓の血管に入れたステントの周りで

再狭窄が起こってないか見るために

検査するだけだからね」と何度言っても、

 

1時間後にはわからなくなるみたい。

 

 

入院している間に認知症が進むのが怖いので、

早く帰ってきてほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間が進むことが怖いけれど、

時間は止まらないもんね・・・

 

 

 

 

 

想い出の一つ一つが貴重です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音譜今日聴いた曲音譜

 

 

息をして、

精一杯息をして・・・