ワンメイクの世界
自由化の成れの果てを考えてみる。
自由化とは、垣根を取り払う事。
垣根とは、防衛ラインである。
スポーツで例えると、階級の差を取り払うことである。
ボクシングの場合は、ライト級の選手が、ヘビー級の選手と試合をするようなものである。
普通に戦えば、ヘビー級の選手が勝つ。
もともとの体力が違うからヘビー級の選手が勝つのは当然である。
檻の中に、猫とライオンを一緒に入れると、当然、ライオンが勝つ。
動物の世界は、弱肉強食である。
ビジネスの世界も同じく、弱肉強食である。
自由化して、規制をなくして、防衛ラインを取り払い、異業種がどの業種にでも進出して、自由に競争できるようになると、資本力がある企業が、資本力のない企業を駆逐する。
この自由化の世界で生き残るのは、一つの、あるいは、二つの企業になる。
この世界は、特定の企業の寡占状態になる。
つまり、ワンメイクの世界になる。
消費者は、メーカーを選ぶことができなくなる。
グローバリストが目指す、究極の姿がワンメイクの世界である。
たった一人の勝者が世界を支配する。
これが、自由化の成れの果てである。