嫌われていた
初めての理髪店というのはなかなか入りにくい。
外の様子と、内部が一致していないことがある。
気に入ると、同じ店に通い続ける。
ある時、いつものようにその店に行くと、閉まっていることがある。
別の店には行かずに、後日、その店に行ってみと、やはり、閉まっている。
廃業したのだろうと諦めて、別の店行く。
そして、数日後、閉店していた店の前を通りかかると、その店が営業していた。
経営者が替わったようでもなかった。
窓の外から見える店内には、同じ人物が櫛とハサミを持って、誰かの髪を切っていた。
その時気づいた、自分は、この店に嫌われていたのだと。