ロス・マクドナルドの、『眠れる美女』を読み終えた
ロス・マクドナルドの、『眠れる美女』を読んだ。
けっこう長い小説だった。
謎を解明していく過程で、家族の過去とか、現在の秘密が暴かれていく。
しかし、あまり家庭の内情を書きすぎる。
家庭の状況をねちねち、書くのは、女性的な感じがして、ハードボイルドな探偵小説には不似合いな気がする。
レイモンド・チャンドラーのような、ハードボイルド的なものをロス・マクドナルドは目指していたのではないかも知れない。
探偵小説のカテゴリーで、純文学的なものを目指していように思える。
ストーリーの最後ではどんでん返しがあるが、あまりにも話が長すぎる。
家庭内の事情の描写を短くすれば、すっきりとして、ストーリーも分かりやすくなるはずだと思う。
ロス・マクドナルドの、他の作品もこういう、家庭内の事情をどろどろと書いているのだろうか。
一作だけでは、ロス・マクドナルドの、作風は理解できないと思う。
他の作品も読もうと思う。