映画、『ゼロの焦点』を見た
松本清張の、『ゼロの焦点』をWOWOWで見た。
それを録画して、二度見た。
原作は読んではいたけど、ストーリーは半分くらい忘れていた。
原作を読んでいない人がこの映画を見た場合、きちんとストーリーを理解できるだろうか。
原作と映画は細かい部分ではストーリーが違うような気がする。
昭和32年の光景は、たぶん、うまく表現できていたようにも思う。
実際には、その頃の風景は知らない。
映像は、初めから終わりまで、暗い。
冬の日本海の雪景色は、あまりにも、物悲しく、凄みを感じるくらいに暗い。
主人公の新妻の心の声によって、ストーリーが語られる。
断崖から落ちるシーンの前後はヒッチコックの映画のようだった。
映像は、こだわっているのは分かる。
しかし、ミステリーとしてのストーリーの展開には、分かりにくい部分がある。
もし、原作を読んでいなかったら、ストーリーが分からなかったと思う。
言葉は映像には負けるが、映像は言葉を超えることはできない。
煉瓦会社の社長が犯人でもないのに、自首して、ピストルで自殺するのは解せない。