読書体験と才能
村上春樹のロングインタビューの記事をまだ読んでいる。
二日目の記事をやっと、読み始めた。
だいたい、作家となる人は、中学・高校生の頃から多くの書籍を読んでいる。
村上春樹も多読していたようだ。
そして、ジャズに、クラシックを聴いていたようだ。
作家としての素養は充分に備えていたにもかかわらず、本人は小説を書こうとは思っていなくて、三十歳を目前にして、初めて、『風の歌を聴け』を書いた。
それが、『群像』の新人文学賞を受賞した。
才能のある者は、ある時、ふと、書きたくなるようだ。
そして、初めて書いた作品が評価されてデビューする。
才能とは努力して手に入れるものではなくて、生まれながらに備わっているものだろうか。
ほんとに、そうだろうか。
もし、村上春樹が、中・高校生の頃多読をせずに、ジャズもクラシックも聴かなかったら、作家になっていただろうか。
いや、作家になるような人物は、どういう経緯をたどろうとも、作家になるのだと納得しておこうと思う。