『けものみち』を読み終えた
自分としては、けっこう速いペースで、『けものみち』を読んだ。
ちょっと腑に落ちないのは、民子を追い続けていた、刑事の久恒が殺されてしまう事。
物語の終盤になって、久恒が殺されてしまう。
刑事を辞めさせられた彼が、巨大な悪に立ち向かっていく。
そういう展開はアメリカ映画的だけど、そうなる事を期待していたけれど、松本清張的展開ではそういう事は起こらない。
物語の終盤では、とうもストーリーが急展開してしまう。
次々に人が死ぬ。
民子も、焼き殺されてしまう。
夫を焼き殺したように、焼き殺されてしまう。
悪が完全に消えるわけではなくて、悪は残り続ける。
それが、松本清張的世界なのだろう。
悪の巨塔のような鬼頭には、モデルがいたように思う。
つづけて、『ゼロの焦点』を読んでいる。