読めるだろうか
せっかく買ったのだから、少なくとも、ページを開くことくらいはすべきだろうと思って、本棚から、三島由紀夫の、『豊饒の海』を取り出した。
カビが生えてしまっている。
四部作なのだが、全集では二冊に分かれている。
本は虫干しをするべきなのだろうが、手間がかかるから、そんな事はしたことがない。
その結果、まったくページを開くこともなかった本がカビだらけなっている。
おまけに、本を膝の上から落下させた。
本の上部の角が二か所少し内側に折れ曲がった。
気分がよくない。
本が汚れたり傷ついたりすると、とても不愉快になる。
肝心の本の中身だけど、これが、なかなか読みづらい。
旧かな遣いで、漢字の字体も古く、意味の分からない漢字がある。
数ページ読んだけど、最後まで読むかどうか迷ってしまう。
三島由紀夫は現代作家のはずだけど、すでに古典のようになっている感じがする。