読めるだろうか | 創作ラボ2

読めるだろうか

せっかく買ったのだから、少なくとも、ページを開くことくらいはすべきだろうと思って、本棚から、三島由紀夫の、『豊饒の海』を取り出した。


カビが生えてしまっている。


四部作なのだが、全集では二冊に分かれている。


本は虫干しをするべきなのだろうが、手間がかかるから、そんな事はしたことがない。


その結果、まったくページを開くこともなかった本がカビだらけなっている。


おまけに、本を膝の上から落下させた。


本の上部の角が二か所少し内側に折れ曲がった。


気分がよくない。


本が汚れたり傷ついたりすると、とても不愉快になる。


肝心の本の中身だけど、これが、なかなか読みづらい。


旧かな遣いで、漢字の字体も古く、意味の分からない漢字がある。


数ページ読んだけど、最後まで読むかどうか迷ってしまう。


三島由紀夫は現代作家のはずだけど、すでに古典のようになっている感じがする。