記憶売ります
体は疲れているはずなのに、なぜかうまく眠ることができない。
体は疲れていも、頭は疲れてはいない。
バランスの悪い疲れ方をしている。
頭と、体が乖離している。
頭と、体がバランスよく疲れないと、深い眠りはやってこない。
眠りはやってくるのだが、覚醒と睡眠の間を行ったり来たりする。
まわりの音は、聞こえていないようで、聞こえている。
こういう状態の時に、なりたい自分の暗示をかければ、脳はそれを記憶して、なりたい自分を実現するようにまわりの世界を変えていくのではないかと思う。
こんなことも可能かとも、思う。
旅行に行きたいけれど、時間がない。
そういう人には暗示によって、旅行に行った記憶を脳に覚えさせる。
脳は現実と脳内の記憶との区別がつないから、実際に旅行に行ったと思ってしまう。
P.KディックのSF的世界のように、『記憶売ります』などという商売が、遠くない将来には現実のものになるかも知れない。