村上春樹も、出版社も急ぎすぎたのか? | 創作ラボ2

村上春樹も、出版社も急ぎすぎたのか?

1Q84 BOOK3 を読み終えました。


まず、気になったところを書いてみます。




多くの読者はあまり気にもしていないかも知れません。


しかし、個人的には気になります。


村上春樹氏は、書き急いだのではないかと感じます。


出版社も出版を急ぎすぎたのではないかと思います。


同じような文章を何度も繰り返しているのは、作家が迷っている証拠です。


次の展開がはっきりとは見えていないから、同じ内容の文章を繰り返してしまう。


出版社も出版を急いだ結果、小さな印刷ミスもありました。


1Q84 BOOK3 の560 ページから561ページにかけて、会話文の「 」が抜け落ちている部分が数か所ありました。


BOOK1,2が売れてしまったので、村上春樹氏も急いで書いてしまったし、出版社も製本を急いだ感じがする。


また、気になった言葉もあった。


1Q84 BOOK3 の508ページにマルタが、『今日死んでしまえば、明日は死なずにすむ』と言う。


これは、シェイクスピアの、『ヘンリー四世』からの引用だと思う。


この引用は、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の第五章にも書かれている。


しかし、微妙に表現が違う。


『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』では、「今年死ねば来年はもう死なないのだ」と書かれている。


表現が微妙に違っている。


正確な引用をするのであれば、1Q84 BOOK3 でも、「今年死ねば来年はもう死なないのだ」と書くのではないかと思われる。


「今日」と「今年」では時間的に大きな隔たりがある。


村上春樹氏がそういうところの確認作業もしないで、この引用をしたとしたら、やはり、書き急いでいたと考えるべきだろう。


まだまだ気になることはあるけど、のちほど、書きます。