真実の顔
化粧の仕方によって、まったく別人に見えることがある。
あるいは、ヘアースタイル、衣装によってもそういうことは起こる。
家の外に出る場合は、女性は、まず間違いなく、化粧をする。
メイクアップをした顔が女性のふつうの顔だということだ。
とすると、作られた顔を見ているということになる。
ほんとの顔は、メイクを落とした顔だ。
しかし、その顔はほとんどの場合は見ることはできない。
メイクを落とした顔がほんとの顔だろう。
メイクを変えるだけでも、顔が変わってしまったように見えることもある。
よく知っている女性だけど、昼間はきっちりとしていたメイクが、夜には少しメイクが薄くなってしまって、やわらかいライトの下では誰だか分からないことが何度もあった。
ほんとの顔とは、メイクをしていない顔であるはず。
たとえば、免許証などの身分を証明する写真は、本来、素顔であるべきだろうから、メイクはNGということになるはずなのだが、メイクしないで写真に写る女性はいないだろう。
とすると、免許証の写真は真実の顔を証明するものとしての価値はあるのだろうか。