源氏物語を書くには何年かかるのか | 創作ラボ2

源氏物語を書くには何年かかるのか

源氏物語の五十四帖を紫式部が一人で書いたと仮定すると、いったい、一日にどれだけの文字数を書いていたのだろうか。


源氏物語は、現代語訳にすると、四百字詰め原稿用にして、2,500枚から3,000枚くらいです。


紫式部は現代のような職業作家ではないから、一日中書いているはずはないと思います。


パソコンで書いているわけではなくて、筆字で書いているわけだから、文字を書くスピードは現代の作家よりははるかに遅かったはずです。


パソコンを使えば、一日、十枚程度はふつうに書けるとだろうと思います。とすると、第一稿は、一ヶ月で、三百枚ということになり、3,000枚は十ヵ月で書き上げてしまいます。


筆字で書いていたということを考えると、せいぜい、一日、五枚程度とすると、一ヶ月で、150枚、一年で、1,800枚ですから、長くても、二年もかからずに、第一稿は書き上げることはできる計算になります。


それを推敲するのに、長く見て、一年かけて、さらに清書するのに、一年半程度かかるとしたら、長くても四年半あれば、源氏物語は書けたということです。


時間的には、源氏物語を書くには謎の部分はないはずです。


筆字で職務の合間に、紫式部が源氏物語を一人で書くことは、時間的には可能だったと思われます。


時間的には可能だったのですが、謎は残ります。