青い手紙 19 | 創作ラボ2

青い手紙 19

私は、畠山純一の家に再び訪れた。畠山純一の家というよりは、名義上では、故人の畠山義男氏の家だった。電話一本で、確認できることなのだが、自分の目で確かめたかった。それが私のやり方だった。


家の門の周りは、白黒の膜が垂れ下がっていた。これからこの家の中で何が行われるのかは明らかだった。葬儀は、畠山純一の家で行われるようだった。


葬儀の日取りは巨大な門の内側に置かれた、小さな立て看板に書かれてあった。今夜がお通夜で、明日の午後一時が出棺だった。


実子ではない畠山純一が住んでいる家ではあっても、名義の上では畠山義男の家なのだから、その家で葬儀を執り行うことには、畠山一族は納得したのかも知れない。しかし、実子ではない畠山純一が喪主でいいのだろうか。


畠山義男の葬儀に参列するのに何かの資格は必要はないはずだし、招待状がいるということもないだろう。私は、明日の葬儀に参列することにした。