湖中の女 レイモンド・チャンドラー
読むスピードか遅くて、やっと、レイモンド・チャンドラーの、『湖中の女』を読みました。
かなり、プロットが複雑です。
ハードボイルドというよりは、ミステリー的な要素が大きいと思われます。
死んだはずの女が生きていたり、あるいは、別人のようにふるまう。
そういうからくりが、最後の最後で、明らかにされる。
読者は最後まで、チャンドラーの術中にはまってしまって、騙されていたような感覚を覚えます。
一度読んだでけでは、どこに、からくりのヒントがあるのかは分からないので、もう一度読んでみたい気になります。
気になると言えば、フィリップ・マーロウの年齢です。
この作品の中のマーロウは、三十三歳から年齢を重ねています。
髪に白髪が混ざっているという描写があるので、四十代後半から五十代前半だと思われます。
マーロウも歳を取るのです。
今は、チャンドラーの最後の長編、『プレイバック』を読んでいます。
