三つ数えろのDVD | 創作ラボ2

三つ数えろのDVD

『三つ数えろ』のDVDを見ました。


原作は、レイモンド・チャンドラーの、『大いなる眠り』だが、なぜ、映画のタイトルは、『三つ数えろ』なのかというと、映画の中で、マーロウ役のハンフリー・ボガードがこのセリフを何度か言っているので、そのまま映画のタイトルになったらしい。


主演は、ハンフリー・ボガードなのだけれど、ボガードは背が低いので、原作のマーロウは背が高いという設定になので、背の高さに関してはイメージがちがうのだが、ハンサムでハードボイルドという部分においては、マーロウのイメージとは大きく離れてはいないと思う。



映画の『ロンググッドバイ』は、1970年代の設定だったが、『三つ数えろは』は、チャンドラーがまだ生存していた1946年(昭和21年)の公開ということで、まさに、マーロウの生きた時代そのままの時代設定です。


原作と、映画とは設定が少し違うところもあるのですが、ほぼ原作に忠実に描かれていると思う。


ストーリーが込み入っているので、分かりにくい部分があると思う。マーロウの行くところには死体が転がるのだが、依頼主である、将軍の運転手が車ごと海に落ちた事件は、他殺である可能性があるのだが、この犯人は映画の最後になっても分からない。


この映画の中では、マーロウはタフな活躍をして、殴られたり、あるいは、銃撃戦で、一人殺害したりする。


カーチェイスとかはないのだが、活劇風な味付けもあるので、作品が公開された当時としては娯楽的で大衆受けしたと思う。映画の、『ロンググッドバイ』とはずいぶん雰囲気が違う。


モノクロではあるが、『三つ数えろ』のほうが原作の雰囲気をうまく伝えているように思う。


主演のハンフリー・ボガードの演技力と、存在感、そして、依頼主である将軍の二人の娘役の女優、ガイガーの書店の向かい側の書店の店員の女優などの演技と美貌が、古き良き時代のハリウッド映画の醍醐味を思い起こさせてくれる。


ハンフリー・ボガードといえば、『カサブランカ』というわけで、カサブランカのDVDも見ています。