ゼルダ・フィッツジェラルドの短編
ゼルダ・フィッツジェラルドの短編をいくつか読んでみたのですが、ゼルダというよりは、スコット・フィッツジェラルドが書いた作品のような気がします。
短編はすべて、ゼルダとスコットの合作ということですが、ほぼスコット・フィッツジェラルドが書いているのではないかと思われるくらいに、スコットの色が濃くでています。
スコットの文章らしく、文体はとても流麗です。
時折、比喩的表現で、意味がよくは分からない部分もあるのですが、霧の中にぼっーと浮かぶ摩天楼をイメージさせるような文体です。
文章から、オスカー・ピーターソンのピアノトリオの演奏が聴こえてくるようです。
あいかわらず、物哀しく、美しい、ジャズ・エイジの物語です。
こういう文体で、小説を書ける才能がほしい。