上から降りてくる
自分の内側、あるいは、頭の中のどこかにある、言葉の集積場から、使用目的に適ったサイズの言葉を探し出してきて、言葉はつなげられ、一つの文章になるのだろうと、ふつに、そう思ってしまう。
でも、そうではないんだと、キーボードを打つ指先が語ることがあるように思う。
言葉は、内側にあるのではなくて、外にあるんだと指先が語る。
「外?それは、どこ?」と、私は、指先に尋ねてみた。
すると、右手の人差し指は、まっすぐ上に向けられた。
なるほど、上から降りてくるんだと、納得した。