赤ちゃんが歩き始めるころは、
2本足で立つことを覚え、4本足の時代を忘れる時期です。
そして、親指に力を入れることを覚え、
正確には腰椎1番に力を入れ始めるということなのです。
この頃の赤ちゃんは日に日に歩くことに興味を覚えてきて、
よく見ていると最初は左右に力が加わって、
斜め前や横にグニャっと倒れていたのが、
少し親指の力が加わるようになってきます。
いつの間にか重心が前へ前へとかかるようになり、
だんだん前に転ぶようになってきます。
やがて、前にころぶまいとして、
踵に力が入り、次いで小指側に力が入ってきます。
腰に力が入ることを覚えます。
そうなってくると腰に弾力が出てくるのか、
骨盤そのものがしっかりしてきます。
それが乳児から幼児へ切り替わる時期なのです。
この頃によく使われる歩行器の役割は、
這い這いから歩きに移行するための単なる道具ではありません。
この腰に重心をかけるトレーニングのためにあるのです。
赤ちゃんが自分の欲しいものに向かっていくことを補助し、
赤ちゃんの興味を広げる手伝いをする道具なのです。
赤ちゃんにとっては抱っこやおんぶ以外の新しい移動手段というわけです。
赤ちゃんは動くことによって成長し、興味を覚えるのです。
これは大きな成長のチャンスです。
今までは自分の要求をすべて他人の手を借りることでしか果たせなかった赤ちゃんが、
自分の足と手を使って、「何か」ができるのです。
赤ちゃんに限らず、
人間は自分から「何かをしたい」という要求や目的が行動を起こさせ、大きな力は発揮します。
歩行器を使い始める時期は赤ちゃんによって個人差がありますが、
だいたい6ヶ月目あたりからです。
1回に使うちょうどいい時間というのも、赤ちゃんの腰の発育度合によって違います。
もちろん、歩行器に長時間乗せることはよくないです!