プレイ日記「虚ノ少女」感想 TrueEND | おすすめのエロゲブランド更新情報

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なんとかTureENDまでたどりつきました。
いや、ほんとにスキップがキツイです(笑

いくつかCGとシーンが埋まっていませんが
TureENDまで終えた現在の感想です。

プレイ時間は最初の1周が17時間前後。
2周目も8時間ほどかかりました。
これはいくつかのエンディングを埋めていた時間も含みます。

まだコンプできたわけではないので
これからも虚ノ少女ライフが続きそうですね(笑

さて、感想なんですが
殻ノ少女に引き続き、さすがInnocent Grey
といった出来になっています。

シナリオは前作から引き継いでいる部分もありますが
今回の虚ノ少女だけでもしっかりした話に出来上がっています。
当然、殻ノ少女をプレイしていないと理解できない点が多いですが
それでも一つの作品としてしっかり纏まっていました。
TureENDだけ終章があり、3作目に続く話になっているのですが
締めるところは締めて、尚且つ次回に繋がる展開でした。
早くも次回作に期待ですね(笑

グラフィックは相変わらず美しい…。
人物がとても繊細なタッチで描かれていて惚れぼれしますね。
見る人によっては目を背けたくなるような惨殺シーンがある本作ですが
死体すら儚く、そして綺麗に描かれています。
これが、このゲームの魅力の一端を担っていると私は思います。

背景も素晴らしいです。
今回は自然に囲まれた山中が舞台になる事が多いのですが
山間の閉鎖された美しい田舎と、
ノスタルジックな東京の町並みの両方を堪能する事ができます。

システム関係はスキップの遅さだけが本当に残念ですね。
推理パートや捜査パートは、前作ほどの厳しい難易度ではないので
プレイしやすくなっていると感じました。

音楽はミュージックギャラリーで確認できるだけでも55曲。
全体にしっとりとした曲が多いですが、
不安をかきたてられる不気味な曲も当然ながら健在です。
個人的には「鏡」がおすすめですね、
聴いた瞬間にゲームのシーンが脳内再生されます(笑


これだけ書きましたが
全体的によく纏まった、素晴らしい作品だと思います。

思いますが…

このスキップの遅さだけはなんとかしてほしかった!
スキップさせて風呂入ったりコンビニ行っちゃうレベルです(笑

まぁ、私個人としては十分楽しめましたし
スキップの遅さを理由にプレイを敬遠するのは
非常に勿体無い作品だと思います。


ここからはTureENDのネタバレ含みます。
未プレイの人は回避してください。















いや~、やっぱり黒矢尚織が深く絡んできましたね。

あれだけ世間を騒がせた上に冬子まで攫った間宮心爾が
すでに墓の下だったとは…。
少々肩透かしでしたが、それ以上に尚織を追うことになる
これからの展開が気になります。
キャラ的に、間宮心爾より黒木尚織に
魅力を感じるからでしょうか。

そういえば体験版の冬子と間宮心爾と思われたシーンは
黒木尚織だった訳ですか。
なるほどなぁ…。

しかし、わかっていた事とはいえ救われない話ですね…。
冬子の生存は絶望的だったとはいえ
心のどこかで希望を持ちたくなるものですが。
この淡い期待も真正面から止めをさされました(泣

しかしそれがこのゲームの魅力でもありますよね。
肝心なところでご都合主義は挟まないという…。

最後、墓を3つ掘り返すところの時坂さんが堪りません。
もう、他に何も考えられないという
まさしくパラノイアに囚われた人間そのものです。

冬子の身体が綺麗な姿で見えるという描写も
その後に現実の骨と化した姿を見せられることで
主人公の、えもいわれぬ心境を感じ取れた気がしました。

虚ノ少女は3部作の2作目ということですが
早くも話の続きが気になって仕方ありません。
是非とも、時坂玲人には
己のパラノイアから解放されてほしいものですね。
ハッピーエンドを期待したいけど、望み薄だろうなぁ(笑


ではでは、私が確認できた他のエンディングを載せておきます。
それまでの選択肢で多少かわってくると思いますが…。


■1月12日、紫に「伝えない」その後の移動で学院以外を選ぶ
   「No,5 雪緒」

■1月12日、紫に「伝えない」その後の移動で学院を選ぶ
   「No,4 消失」


まだエンディングも全部埋まってないんですよね
次はコンプしてから記事にしたいと思います。