「エジプトの空の下」という本を読んだ。
エジプトでの生活や思ったことが、読みやすく書いてあった。
エジプトでは、キロ単位で売られている食材が多く、巨大なキャベツを塩漬けにしたりしてたのだそうだ。プードプロセッサーで処理してジップロックで冷凍保存する食材もたくさんあったようだ。
ちなみに、普通の食事では、ハラール食とか関係ないらしい。
ここらは読みやすい海外生活のエッセイ。
ショックというか目から鱗なところは「自由」の意味。
アラブの春といわれた政治的な動きが15年ほど前にあった。
それで「自由」な環境になった人たちの中には、アルカイダを応援する自由を謳歌したり、ピラミッドを破壊すると表明したイスラム教の人がいたりしたのだそうだ。
すごい自由だ。
今、ガザ地区からエジプトに人が流出しないよう、エジプトが踏ん張ってる理由もなんとなく伝わってくる。
イスラム教の女性は髪を隠すスカーフ「ヒジャーブ」を多くの人が着用してるが、全身を隠す「ニカーブ」を着用してる人もいる。エジプトで「自由」が広まると、その二カーブを着用する「自由」を謳歌する女性が増えたのだそうだ。
ニカーブの女性は、ヒジャーブの女性にマウントを取るんだって。自分の方が宗教的に高潔な暮らしを送っている、みたいな感じ。ニカーブの女性は堕落した女と見下すというか。