第7章
翌朝、安西が目覚めた時も漣はベッドの傍らにいた。
彼は一睡もせずに安西を見守り続けていた。
安西もそれが判ったから無言でしかし無上の感謝の念を込めて漣の手を握りしめた。
今の安西にとって漣は父であり同時に愛する人だった。
その日1日漣は予定をキャンセルしてずっと安西の側にいた。日下と如月夕子が花束を持って見舞いに来た。若い3人は打ち解けてもう数年来の友人の様に楽しく語らった。
鍛えぬいた安西の身体はみるみる回復して、漣の主治医から明日には通常の生活に戻って良いとの許可も出た。
翌日、漣はロールスロイスに安西を乗せて自分の別荘へと赴いた。
その前に漣はとある病院に車を止めた。
「少し待っていてくれたまえ」漣は安西にそう言うと1人で病院に入って行った。
そこに有沢が入院しているのを安西は知らない。
漣は運転手にも硬く口止めさせていた。
どうしても有沢に言わなければならない事がある。
漣は意を決して有沢の病室を訪ねた。
つづく一
この物語はフィクションです。
翌朝、安西が目覚めた時も漣はベッドの傍らにいた。
彼は一睡もせずに安西を見守り続けていた。
安西もそれが判ったから無言でしかし無上の感謝の念を込めて漣の手を握りしめた。
今の安西にとって漣は父であり同時に愛する人だった。
その日1日漣は予定をキャンセルしてずっと安西の側にいた。日下と如月夕子が花束を持って見舞いに来た。若い3人は打ち解けてもう数年来の友人の様に楽しく語らった。
鍛えぬいた安西の身体はみるみる回復して、漣の主治医から明日には通常の生活に戻って良いとの許可も出た。
翌日、漣はロールスロイスに安西を乗せて自分の別荘へと赴いた。
その前に漣はとある病院に車を止めた。
「少し待っていてくれたまえ」漣は安西にそう言うと1人で病院に入って行った。
そこに有沢が入院しているのを安西は知らない。
漣は運転手にも硬く口止めさせていた。
どうしても有沢に言わなければならない事がある。
漣は意を決して有沢の病室を訪ねた。
つづく一
この物語はフィクションです。