一方、安西逹は一。
渋滞に巻き込まれて、BMWが新築ビルに止まったのは8時半近かった。
有沢は誇らしげにビルを見上げた。
「どうだ、見事なものだろう。親父の建てたマンションだ。
まだ誰も入居していない。
拉致るには絶好の場所だぜ」
有沢と手下の男に追いたてられて安西とレミはマンションの中に入った。
「ここがモデルルームだ」
1階の派手なショーウィンドウのドアを開けて有沢は電灯を点けた。
豪華なリビングルームが目の前に拡がった。
「そして、ここが寝室だ」
奥の部屋のドアを開いて、そこに2人を無理やり押しやった。高級ホテル仕様のクィーンサイズのベッドが置かれていた。
シャンデリアの光が目映かった。
こんな場所に連れて来て、どうするつもりなのか一安西には有沢の真意が掴みかねた。
有沢はニヤニヤしながら、一眼レフのカメラを取り出した。
シャッターを切って2人の写真をいきなり撮った。
フラッシュをたかれて思わず腕で顔を庇った。「フフフ一なかなかお似合いのおふたりさんだな」
有沢はベッドの側に2人を追いつめた。
「さあ、ここでひとつ派手なベッドシーンを演じてもらうぜ。その写真をマスコミにばらまけば、漣もお前もおしまいだ」
つづく一
この物語はフィクションです。
渋滞に巻き込まれて、BMWが新築ビルに止まったのは8時半近かった。
有沢は誇らしげにビルを見上げた。
「どうだ、見事なものだろう。親父の建てたマンションだ。
まだ誰も入居していない。
拉致るには絶好の場所だぜ」
有沢と手下の男に追いたてられて安西とレミはマンションの中に入った。
「ここがモデルルームだ」
1階の派手なショーウィンドウのドアを開けて有沢は電灯を点けた。
豪華なリビングルームが目の前に拡がった。
「そして、ここが寝室だ」
奥の部屋のドアを開いて、そこに2人を無理やり押しやった。高級ホテル仕様のクィーンサイズのベッドが置かれていた。
シャンデリアの光が目映かった。
こんな場所に連れて来て、どうするつもりなのか一安西には有沢の真意が掴みかねた。
有沢はニヤニヤしながら、一眼レフのカメラを取り出した。
シャッターを切って2人の写真をいきなり撮った。
フラッシュをたかれて思わず腕で顔を庇った。「フフフ一なかなかお似合いのおふたりさんだな」
有沢はベッドの側に2人を追いつめた。
「さあ、ここでひとつ派手なベッドシーンを演じてもらうぜ。その写真をマスコミにばらまけば、漣もお前もおしまいだ」
つづく一
この物語はフィクションです。