4月13日ー。特にこれといった行事がある日ではありません。
ですが、私にとってはとても感慨深い日であります。
今日は父の誕生日にあたります。
存命なら93歳になっていました。
そして、母の命日でもあるのです。
皮肉にも、母は父の誕生日に旅立ちました。
大学病院の一室で父、子供、孫たちに看取られて73歳の生涯を終えました。当時、父は78歳ではありましたが現役の医師として毎日働き母の見舞いにもそうは足を運べませんでした。そして自らの誕生日に最愛の妻を失いました。父は、傘寿(さんじゅ)の祝いをしませんでした。
それだけ、誕生日に妻を失った衝撃が強かったのでしょう。
元気な頃は、昔の男らしく母に手をあげた事が幾度かありました。
ですが、ある日母が父に一度だけ逆襲して父を叩いた事がありました。
父は情けないほどよろめき、大型の電気スタンドごと側にあったベッドに倒れ込みました。
父も大柄な体格ですが、母も若い頃は165センチもある恰幅の良い人でした。当時の女性としたら大柄な部類でしょう。
父は、恐れをなして二度と母に手をあげる事はありませんでした。
私の前ではー。そんな夫婦でも仕事柄ほぼ24時間苦楽を共にしてきた母を失った父の憔悴ぶりは見ていて辛かったです。
男は奥さんに先立たれると、すぐに後を追うと口癖のように言っていました。でも、それから12年間を生きて母の許へと旅立ちました。
今日は私にとってはやはり感慨深い日なのでした。
それではまた。