私は、小学1年生から電車通学をしていました。
当時は、電車の本数も少なくふたつの私鉄を乗り継いでの通学でした。
子供には大変な負担で、帰宅すると疲れて勉強せずに寝てしまいました。
したがって全く勉強の出来ない子供になりました。
でも、お陰で小さな子供にしては行動範囲が非常に広い生活を送っていました。
特に隣町にはピアノを習う為に途中下車していました。
そこでピアノ教室に通う道すがら、時折馬車に遭遇しました。当時は、運搬車はトラックやオート三輪が主流でしたから馬車はよく覚えています。
馬車?というか雪国の大きなソリに車輪が付いているようなものでした。
引いている馬も勿論、サラブレッド的なものではありません。道産子馬を小さくしたようなどっしりとした逞しい馬でした。
おじさんがその馬を操って、ノ~ンビリノ~ンビリと舗装されていない道を歩いていました。子供の私が楽々追い越すスピードで。
そして、時々道に置き土産。
あの巨体ゆえ、半端な量ではありません。
踏んでしまった事も何度かありました。
その運搬馬車で私は家畜の臭いを学習しました。
で、後年競馬中継を観て馬といっても色々あるんだと感嘆しました。
何より競馬のサラブレッドさん達はめったやたらに置き土産をしないんだと驚きました。
それは大したものだと感心したのを覚えています。
それではまた。