遅ればせながらの感想です。
原作をこよなく愛する三谷幸喜氏がオリジナルで想定した犯人の目論みー。
まさに三谷モード満載でした。主役が萬斎氏なだけにー。
娘曰くージブリと三谷作品は最初を観るとつい最後まで観たくなってしまうのだそうです。
確かにそういう所があると私も思います。
ドラマでも言っていましたが、忠臣蔵に通じるような部分があったようなーただ最初の剛力家のティーパーティーで勤めてる人も一緒に楽しむというシチュエーションには違和感がありました。
あの時代(昭和3年)に毎回主従関係にある人々が始終(洒落です)同じテーブルで楽しむというのはあり得ないと思うのです。
視覚的にあの人々の深い絆を表現されたかったのだと思いますが。
意図する所は理解していますがあえてそう思いました。
でも、本当に三谷節大爆発の内容には楽しませていただきました。
二宮さんが証拠となる脅迫文を燃やしてしまい松嶋さんが突っ込む所など微笑ましかったです。
あの脅迫文によって全ては野村さんに推理されていく訳ですから。
しかし、アグレッシブな女性の登場人物が多かったのも良かったですね。
乳母や料理人のはっちゃけぶりが愉快でした。いつの間にかアジトと化していた喫茶店のマスターはお気の毒でした。
運転手のおにーさん自分だけ逃げるなよとか。他にも色々ありましたが、第二夜は主役は萬斎氏というより犯人さん達でした。
と私は思いました。
原作を決して損なう事なく、思い切りその世界観を拡張させた三谷幸喜氏の力量に脱帽いたします。
それではまた。