今日は、10月10日ー。
言うまでもなく50年前に東京オリンピックが開催された記念すべき日です。当時、私は小学5年生でした。生意気盛りにはまだ少し間がある、しかし本人的には子供には違いないけれどもう小さな子供と言われると反発したくなる年頃でした。
オリンピック開催に合わせて我が家にもカラーテレビが届きました。
初めてカラーでひょっこりひょうたん島を見た時の衝撃は未だに忘れられません。
それはともかく学校も早々に全員早退となり、父は自家営業なので、仕事の合間を縫ってテレビの前に陣取っていました。
別に極度のファザコンという訳ではないのですが、他の家族の事は覚えていないのに父が開会式を観て涙ぐんでいたのははっきりと思い出されるのです。
紅白歌合戦で大トリを飾るように最後に真っ赤なブレザーと白ズボンやスカートで決めた日本選手団が国立競技場に入場するともう興奮の極みでしたね。
あくまでも内なる思いであって踊りだしたりした訳ではないですが。
あの時の高揚感は、文字通り半世紀を経た今も忘れられません。
思えば、終戦からまだ19年しか経っていなかったあの頃ー。父は42歳の若さでした。
父はもろに学徒出陣の世代でしたが、理工科系であった為に兵役は卒業まで免れ終戦を迎えました。
父の小学校や中学等の同窓生は半分の方は戦争で若い命を散らしました。
父の涙には、そうした人々に対する思いと激動の時代を生き抜いてきた自身への感慨があったのかもしれません。
今となっては、推測するばかりですけれど。
台風は近づいていますが、今日も晴天で尚更にあの日が思い出されます。
当時の日記に今度オリンピックが来る時は、私はおばあさんになっているだろうと書きました。
これから6年後ー。
67歳ー。
間違いなくおばあさんですね。それより何より生きているのかしら。
まあ、運命に身を任せるしかないですね。
それではまた。