時を越えて
歌うは桜

季節(とき)を
隔てて
舞うのも桜


桜 さくら
その色愛でつ
時を預けて
東へ 西へ


桜 さくら
色めく桜
人を集めて
東へ 西へ


桜 さくら
篠突(しのつ)く
雨に 負けじと
その身
震わせ 散らす
踊り子のごと
舞い散る桜
人はそのさま
眺めるばかり


桜 さくら
晴れ渡る空
我が物として
歓び 散りぬ


散るは 桜の
定めか 意志か


人はそのさま
嘆いて眺め
我が身を桜に
なぞらえて
笑む