本当に訪れたのは21年ぶりでした。
映画おもひでぽろぽろよろしく大野屋へ今は亡き実母と小学生の娘と女三代で泊まって以来です。
今回はほんの数時間の滞在に過ぎませんでしたが。
熱海も変わったと言いきれるほど訪れてはいないのでよく判りませんが、駅は工事中で入ろうかなと思っていた駅前の足湯はお湯が抜かれていました。
駅前に二つのアーケードの商店街が並行して建ち並び、私と娘は商店街から少し外れたうな重というお店で鰻重の竹を頂きました。これは本当にうな重という名で洒落でも冗談でもないのです。そこの鰻重は絶品でした。
歯が必要ではないと思われるほどふっくらと焼き上げられた蒲焼きはほろほろと口の中でほどけるのです。蒲焼きのタレは関東人好みの甘さが勝っていながら、非常にすっきりとした後口の良さを同時に併せ持つ素晴らしさでした。箸を持つ手が止まりません。
ご飯の炊き具合も絶妙でした。肝吸いも出汁が効いていて鰻重をより一層引き立ててくれます。
お漬物の浅漬けも大根人参胡瓜青菜とあり、口をリフレッシュしてくれます。本当にに満足のゆく鰻重でした。
昼食後、娘と海に向かってのほほんとしばし散策を楽しみ、商店街の藍花という喫茶店で黒蜜と餡こが美味しいあんみつを頂きました。
思えば、熱海の海岸が今年初めての私にとっての海でした。
天気は時折雲が上空にかかりはしましたが、概ね良くて気ままな母娘旅にはありがたかったです。
神奈川県に住んでいますと、箱根、熱海、伊豆地域はもう行楽地というより肌の一部の様な馴染み深さがあります。
熱海も成人式の振り袖を泊まり掛けで見立てに行ったり家族旅行をしたりした思い出深い街でした。ですが、近すぎてつい伊豆半島まで足を伸ばしてしまう場合が多くて実際にはあまり行けていなかったと今更ながらに実感しました。でもこれからは日帰りでも泊まり掛けでも色々楽しめるこの素敵な街をもっと満喫してみようと思いました。今度訪れる時は日帰り温泉を楽しむのも一興でしょう。
それではまた。