¨マカゲさんー。
クヌギは元に戻りました。
けれど…私など無能の極みであります。
絶対神とは名ばかりの…。
貴方様をお助け出来なくて、一体その名に何の意味があるのでしょうか。¨

マカゲは優しく微笑んだ。

¨マナイ神様。
クヌギを元に戻して下さりありがとうございました。
音瀬の長と民もお二人と共にあれば、神界で元気にやっていけるでしょう。
本当に良かった。
私の事はお気になさらずに。
貴方様には、人界は元より音瀬でも大変お世話になりました。
…楽しかったですよ。¨

マカゲは弱々しい念をマナイ神に送った。

絶対神はあらゆる生命、あらゆる物体、空間を復元・復活させる能力を有している。
しかし、擬似生命体は…。
この理は、この理だけはクヌギを元に戻したマナイ神をもってしても曲げる事は出来ないー。

「マナイ様、マカゲさんはどうしてあの岩戸から離れないのですか?」

クヌギは、マナイ神に無邪気に問いかけた。