いつしか、マナイ神の周辺には音瀬の民もその身を寄せて来た。

¨貴方達も最高神の許へ行ってくださいますか?」

¨イク、イク。
クヌギノトコヘイク。¨

¨クヌギ、スキ、ダイスキ。¨

長はマナイ神を案内するべく先陣を切って進んだ。

¨行ってやってくれ。
皆な。俺の代わりに。¨

マカゲも彼等を促した。

¨マナイ神様。
お願いが…あります。
私を…あの洞窟に岩戸の側にやってください。¨

マカゲは念でマナイ神に頼んだ。
マナイ神は切なげにマカゲを見つめた。
そして、一瞬で空間移動させた。

¨ありがとうございます。
ここで…待っています…から。¨

マナイ神は、音瀬の長と民と共にクヌギの許へ空転車を飛ばした。

「頼んだぞ。
サナヤ…。」

マカゲはそう呟いた。

ーつづく。