「行きましょう!私の全てをかけて、全力を尽くして最高神を元の姿に戻します。
そして必ずや貴方の許へ帰って参ります!
マカゲさん、待っていらしてください。」

マカゲは返事の代わりに大きく頷いた。

「空転車!」

マナイ神は、右手を捻って空転車を具現化させた。

「私もマカゲさんの様にこの世界で物質を具現化出来るようになりました。」

マナイ神は、微笑んだ。

マナイ神は空転車に乗り込み離陸した。
その上空に、小さく縮んだクヌギの姿の音瀬の長がしょんぼりとした様子で浮かんでいた。

「長…。
貴方が最高神の依り代になってくださったのですね。」

長は小さく頷いたが、悲しげな表情でマナイ神を見つめた。
おそらく、依り代として最後までその役目を果たせなかった事を悔いているのだろう。

「いらっしゃい。」

マナイ神は、長を優しく呼び寄せた。
そしてそこからは念で長に話しかけた。

¨貴方は本当によくやってくれました。
最高神もきっと心より感謝しています。¨

¨ホント、ホント?¨

¨勿論ですとも。
私からもお礼を言わせてください。
ありがとう、
長ー。¨

¨ミー、ミー。¨

マナイ神に抱き締められた小さな愛らしい¨クヌギ¨は喜びの声をあげた。