¨本来ならば、今上最高神の持つ滅びの技を受ければ良かったのかも知れぬ。
だが、あの技はその代償としてあの子をも滅ぼしてしまう。
だから、私は即座にあの子から離れるしかなかった。
あの子を消滅させる訳にはいかん。
それでなくとも私は愛しき子らを何人も闇に葬って来たのだ。幸いにもその子らは絶対神様の御慈悲によりてやがて甦るであろうが…。¨

「シュナク・バズーラ…。」

¨そなたは、最高神ゆかりの者だな。¨

マカゲは、黙って頷いた。
シュナク・バズーラは崩れ行く体を必死で止おきながら、マカゲを見つめた。
やがて、意を決して語り始めた。

¨あの子は、ゾアナに似ている…。¨

あの子とはクヌギを指しているのだろう。
いつしかマカゲも念で応対するようになった。
シュナク・バズーラは呻く様な念を発した。

¨生き写しだ。私が愛したあの神に。
もっと早くに気付くべきだった。
いや、とうに気付いていた。
それなのに私は己の卑しい邪念に捉えられて我が子らを葬り去って来た。¨

¨シュナク・バズーラ…。¨