クヌギがそう念を送った刹那―
突然、¨気¨の背後から黒く泥々しい人型(ひとがた)が出現した。
どす黒い靄の様なそれは音瀬の空高く舞い上がった。
¨シュ…!¨
シュ・セルガは。その者の名を呼ぼうとして慌て口をつぐんだ。
そして一族にもその名を呼ぶのを念で即座に禁じた。
人型の靄は自らも名乗らなかった。
だが、クヌギはその者が真の長であるのを悟った。
¨そうか―。
あんたが黒幕か。¨
闇蓬来の不死身を司った神―。
凄まじい念波でクヌギの念を払い除けて来る。
だから、クヌギにもその神の正体は見抜けなかった。
(いるんだよな―。
どこにでもこういうひねくれ者が。)
クヌギは、守護神一族に神界への道を進むように命じた。
¨こいつは、俺が何とかする―。
だからそなた達は道を渡れ!!¨
¨シュ‥シュナク・サーレ様っ。¨
シュ・セルガは、ためらったが最高神の命令に従い道を渡った。
一族も後に続く。
¨あんたがいてくれて助かったぜ!
これで俺も心おきなく―
消えられる!¨
深緑色の体をへこませてクヌギは身構えた。
こいつのパワーはとてつもないものだ。
あっさりと自分を消し去ってくれる―。
最高神は、そう思ったのだが―。
―つづく。
突然、¨気¨の背後から黒く泥々しい人型(ひとがた)が出現した。
どす黒い靄の様なそれは音瀬の空高く舞い上がった。
¨シュ…!¨
シュ・セルガは。その者の名を呼ぼうとして慌て口をつぐんだ。
そして一族にもその名を呼ぶのを念で即座に禁じた。
人型の靄は自らも名乗らなかった。
だが、クヌギはその者が真の長であるのを悟った。
¨そうか―。
あんたが黒幕か。¨
闇蓬来の不死身を司った神―。
凄まじい念波でクヌギの念を払い除けて来る。
だから、クヌギにもその神の正体は見抜けなかった。
(いるんだよな―。
どこにでもこういうひねくれ者が。)
クヌギは、守護神一族に神界への道を進むように命じた。
¨こいつは、俺が何とかする―。
だからそなた達は道を渡れ!!¨
¨シュ‥シュナク・サーレ様っ。¨
シュ・セルガは、ためらったが最高神の命令に従い道を渡った。
一族も後に続く。
¨あんたがいてくれて助かったぜ!
これで俺も心おきなく―
消えられる!¨
深緑色の体をへこませてクヌギは身構えた。
こいつのパワーはとてつもないものだ。
あっさりと自分を消し去ってくれる―。
最高神は、そう思ったのだが―。
―つづく。