クヌギは慌てた。

¨それは…無理だ。
気持ちはありがたいが―。
俺が神界に渡ったら、神界は俺を床(とこ)にして再び混沌に戻ってしまう。
せっかく絶対神様が全身全霊をおかけになって戻した神界だ。
だから、俺は神界へは行けないんだ。¨

¨シュナク・サーレ様、ならば、私めもここにおりまする。
どうして貴方様お一人をここへ残しておけましょうか。¨

¨もういい加減にしろよ!
俺は、お前達を神界へ帰らせる為に型代を外したんだ。
お前が残ると言えば、一族皆動かないぞ。
お前達は、俺の分まで神界で生きろ。
今までの経緯は忘れて、生き直してくれ。¨

長は、ひれ伏したまま答えた。

¨シュナク・サーレ様。判りました。
負けた我々は貴方様の命令に従わなければなりません。
必ずや貴方様を神界にお迎えする術を得て戻って参ります。
それまで暫しの間お待ち下さいませ。¨

¨ああ、気長に待っているよ。¨

¨私は、神界では守護神として生きて参りました。
名をシュ・セルガート、通称―シュ・セルガと申します。¨

¨いい名前だな。
そなた達も神界へ戻っても、まだ試練が続くだろうが―それに耐えて生きていけよ。¨