クヌギは、彼等を一瞥するとすぐに長に向かって行った。
今度は安易に接近せずに、間合いを取った。
そして、自分と長の周辺に水流でベール状の結界を張った。
決して他者にこの闘いの邪魔をさせまいとするかの如く。
更に、まるで長の逃げ道を全て断つかの様に。
(何なのだ?
いつもと違う。)
長は、焦った。
明らかに今までの最高神の闘い方ではなかった。
一度は虚無界へと追いやったあの総力戦の時は大技を仕掛ける為にクヌギは自らに防御術を施さなかった。
だからこそ、一族は復活が滞る程の痛手を受けたが、生身の最高神に対して反撃は容易だった。
それ故に一発の火炎で彼は一度¨死んだ¨のである。
今回は、その時とは明らかに違う―。
大技を連発するのは勿論、攻撃を避けるスピードこれはもはや人界神の域を遥かに越えている。尋常では絶対にあり得ない光景が長の前で展開していたのである。
長は、自らの弱気を押し隠すように叫んだ。
「小賢しい!
そなたは、我には勝てぬ!」
長は、結界を破壊すべく全身からマグマを放出した。
―つづく。
今度は安易に接近せずに、間合いを取った。
そして、自分と長の周辺に水流でベール状の結界を張った。
決して他者にこの闘いの邪魔をさせまいとするかの如く。
更に、まるで長の逃げ道を全て断つかの様に。
(何なのだ?
いつもと違う。)
長は、焦った。
明らかに今までの最高神の闘い方ではなかった。
一度は虚無界へと追いやったあの総力戦の時は大技を仕掛ける為にクヌギは自らに防御術を施さなかった。
だからこそ、一族は復活が滞る程の痛手を受けたが、生身の最高神に対して反撃は容易だった。
それ故に一発の火炎で彼は一度¨死んだ¨のである。
今回は、その時とは明らかに違う―。
大技を連発するのは勿論、攻撃を避けるスピードこれはもはや人界神の域を遥かに越えている。尋常では絶対にあり得ない光景が長の前で展開していたのである。
長は、自らの弱気を押し隠すように叫んだ。
「小賢しい!
そなたは、我には勝てぬ!」
長は、結界を破壊すべく全身からマグマを放出した。
―つづく。