「絶対神様の御名(おんな)は、我等神は承知しておりましても決して自ら名乗る事は叶いません。
絶対神様御自ら名乗られました後に、ようやく我等の口からもその御名が発せられるのであります。
その御名を名乗られました事こそが、何より絶対神様であらせられる証にございます。」

「そんな…私は何も知らないのに。」

「思えば、極めて単純明快でありました。
何故(なにゆえ)に今回我々のみが人界に降臨したか―本来ならば、数百名に及ぶ神が降臨して闇蓬来と戦う習いである筈なのに―
そうです、他の神々が降臨不可能になる程に絶対神様が御降臨あそばされるには莫大なエナジーが必要だったからであります。
まして貴方様の人界における万能の御力…。
あの御力の卓越さを推し測れば即座に判明致しましたものを、愚かな私めは見抜く事叶わず…誠にお詫びの言葉もございません―。」

「シュナク・サーレ…。」
サナヤは、最高神を尊称無しで呼んだ。

何かが自分の中で激しく脈打つのをサナヤ自身も感じ取っていた。
クヌギは、あのシュ・レンカの¨根¨から聞き出した真実をサナヤに語った。
―つづく。