クヌギは忌々しげに彼を睨んだ。
「転生する度に、人界神やその協力者達に余計なちょっかいを出して来たりする。
サナヤは単にアドバイスしてくれると思っているみたいだが、鼻持ちならない奴だ。」

自分も協力者とか言ってたのは真っ赤な嘘か。
道理で、あの対談の時にシュ・レンカのくだりで涙ぐまんばかりだったのも熱く己を語っていたせいか。
クヌギと彼女があんなに見つめ合っていたのも、互いの正体を看破していたからなのか。

マカゲは内心呆れた。
だがそれは表には出さなかった。
「とにかく、人界で女学長が空世へ行き転生したとまっぴーさんがここまで成長しているって事は―どう見ても40過ぎだな―人界ではもう数十年が経過してるんだな。」

「そういう事になるな。
だが、今はそれはどうでもいい。
俺は真実を知る為にこいつをここに連れて来たんだ。」

「…。」

2人はミニチュアお笑い芸人を睨み付けた。
「洗いざらい、話してもらおう。
俺達が知らない真実を、だ。」

とまっぴーは不貞腐れてそっぽを向いた。

「いくらだんまりを決め込んでも無駄だ。
手荒な真似はしたくはないが、場合によっては容赦しないぞ。」