「最高神…。
我々は、たとえどのような世界にあっても、神なのです。
それを忘れてはなりません。
主神と従神の間柄でそのような思いを交わすのは、固く禁じられております。
もし、破れば―どれ程の罰が下されるかを、どうかお考えになって下さい。」

「どんな罰を受けても構わない。
それで滅ぶならそれでいい!
俺は―。」

だが、すがったその手は払いのけられた。
サナヤはクヌギから離れていった。

(どうして、受け入れてくれない―。
どうして―。)

クヌギはその場に突っ伏した。
立ち直れない。
体から力が抜けてゆくのが判る―。
もう、何も見えない。
聞こえない。
感じない…。
たとえ何かを感じたとしても、もうそれは―
自分ではない。

クヌギは目を見開いたまま、
闇に堕ちて行った。
―つづく。