¨嘘だ!嘘っぱちだ!
もし、キリコが無事ならすぐに我等と合流する筈だ。
それが無いのは貴様らが拉致しているからだ。¨

¨気¨の闇蓬来は半狂乱だった。

¨そう言われても―。
いないものはいないと言うしかない。
あの偶発的な事故で彼女だけ、他の場所に飛ばされたのかも知れないし―。¨

マカゲがそう言うと、長が話に入って来た。

¨彼女の件はさておき―核のご加護もあるし、
あの女(ひと)は強い。
何らかの事情で我等と合流出来ないのだろう。
そなた達が知らないと言うのも事実であろう。¨

¨長、そんな~っ!¨

¨気¨は不満げな念を発した。
しかし、長は構わずに続けた。

¨我等もようやく、この世界で生きる基盤を築き上げた。
そろそろ戦いを再開すべきではないか?¨

¨やれやれ、ここ迄来てまだまだ戦う気なのかい?¨

マカゲは呆れた。
¨我等とそなた達の間に他に何があるというのだ。¨

¨おう!
上等じゃないか。
音瀬でも俺達は負けないぞ!¨

クヌギも挑戦に応じた。
¨ったく!
ここでもまた喧嘩かよ。¨

サナヤの状態が最悪だというのに―。

だが、この時を境に彼等の音瀬での戦いの火蓋は切って落とされたのだった。
―つづく。